電極の定期的な校正とメンテナンス
電極校正は測定に欠かせません。校正の傾きとオフセットの状態を毎日確かめることをお勧めします。 常に新しい校正標準液を使用して、測定の不確かさを最小化し測定結果の再現性を最適化します。 電極の選定、校正、メンテナンスに役立つヒントを知るには、メトラー・トレドのGood Electrochemistry Practice™(GEP)プログラムをご活用ください。
容易な扱い、データセキュリティ、寿命のモニタリング
メトラー・トレドのインテリジェントセンサマネジメント(ISM®)は、綿密な検討に基づく高度な安全性コンセプトです。この技術では、機器が接続された電極を自動的に検出し、電極に保存された最新校正データを使用します。 寿命に関する他の情報も監視されます。ただし、電極が寿命に達したことを示す最も明確な現象は、校正の傾きの減少です。
pH、導電率、イオン濃度、溶存酸素、酸化還元電位の測定用センサ。
独自の校正手順に大きく依存します
pH測定の正確さは、校正に使用する緩衝溶液の精度に留まります。また、標準液の品質は期限切れ前の未開封ボトルに対してのみ保証されます。トレーサブルな標準液か認定機関による認定標準液かを問わず、必要な溶液が必ず見つかります。 メトラー・トレドのNIST/DIN標準液は最大限の正確さを保証します。 GEPにより、校正標準液の最も有効な使用方法についての便利なヒントを得られます。
標準液、電解液。容易な校正、保管、メンテナンスが可能
ラボ用pH標準液 | pHセンサ向け電解液・保存液 | 導電率標準液 |
トレーサブルな標準液、証明書付き、NIST/DINの各種pH標準液は、正確なpH校正を実現します。ボトルか使い捨て小袋をお選びいただけます。 | pH電極の保管とメンテナンス溶液は、正確な読み取りを保証し、センサの寿命を最大化します。 | NISTトレーサブルスタンダードは、幅広い電気伝導率範囲をカバーし、簡単かつ正確に導電率センサの校正や検証を行うことができます。 |
イオン電極用標準液 | ラボ向けORPバッファー | DOメータ用無酸素液用錠剤 |
内部電解液、イオン強度調整液、校正用標準液により、正確なイオン濃度の測定が可能です。 | ORP/REDOXバッファーは、コンプライアンスとトレーサビリティを確保するための高精度のバッファーを提供します。酸化還元センサやpHセンサを簡単かつ正確に検証することができます。 | 酸素ゼロ錠は、低溶存酸素濃度でのDOメータの校正、検証、コンディショニングに最適です。 |
メトラー・トレドの幅広い機器は、pH、導電率、イオン濃度、ORP、溶存酸素など多様な測定にご利用いただけます。厳密なコンプライアンス要件を満たす機器、または限られた予算での日常的な測定に適する機器など、メトラー・トレドは幅広い目的に応じたpHメータを提供します。メトラー・トレドのシンプルなPCソフトウェアでは測定結果を記録できます。また高機能なLabXソフトウェアにはデータセキュリティの向上など多くの特長が含まれています。InMotion™サンプルチェンジャを使うことでpH測定プロセスを自動化できます。また、正確で高精度な測定結果を得るために必要な豊富な知識を、ウェビナー、ガイド、ホワイトペーパー、ノウハウを蓄積したライブラリなどにより提供しています。