ラボ用pH電極 | メトラー・トレド

ラボ用pH電極

ラボでの実験や検査などのアプリケーションに幅広く対応する正確なpH電極

pH電極は、サンプルのアルカリ度または酸度を測定するために使用します。メトラー・トレドは、幅広いラボ/現場用アプリケーションに正確な測定値を提供する信頼性の高いpH電極とプローブを取り揃えています。内蔵温度プローブや低メンテナンスオプションを備えた広範な製品をご用意しています。また、インテリジェントセンサマネジメント(ISM®)によってデータセキュリティが強化され、取り扱いが簡単になります。

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メトラー・トレドのpH電極の利点

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再現性の高いpHの測定結果は、特定のラボ/現場アプリケーション向けに設計された高品質のpH電極から始まります。日常的な測定から、化学、製薬、ライフサイエンス、食品/飲料業界などの特殊なアプリケーションまで、メトラー・トレドはお客様に適したラボ用pH電極をご用意しています。

ラボ用pH電極

信頼できる結果

電極の測定値は、迅速で正確、かつ再現性がなければなりません。高品質の材料を、特定の比較電極システムなどの実証済みの技術やガラス膜の形状または組成と組み合わせることで、特定のアプリケーションの要件を満たすようにラボ用pH電極を最適化しています。また、温度プローブ内蔵のpH電極によって適切な温度補正を確保します。

ラボ用pH電極

高い耐久性

メトラー・トレドのpH電極は、高い性能を保証するだけではなく、材料と技術の適切な組み合わせによって耐久性を向上し、動作寿命を延ばしています。生産ラインに近い過酷な環境であっても、長い動作寿命を保証する特殊なシャフト材料を提供しています。

ラボ用pH電極

電極のお手入れと設定の簡略化

低メンテナンス電極は、再充填が不要なゲルまたは固体比較システムを採用しているため、いつでもすぐに使用できます。調整式のスリーブ液絡部により隅々まで簡単に清掃することができます。さらに、インテリジェントセンサマネジメントシステム(ISM®)によってpHメータが接続されているpH電極が自動的に検出されるため、すばやく簡単な設定が可能です。

ラボ用pH電極

安全で正確な結果の確保

インテリジェントセンサマネジメント(ISM®)テクノロジーにより、pH電極は保存されている最新の校正データを使用して、接続されているpH電極を自動的に検出します。これにより安全で正確、トレーサブルな結果が保証されます。さらに、メトラー・トレドのすべてのラボ/現場用pH電極には分析証明書が付属しています。

ラボ用pH電極

長年にわたる精度の伝統

1948年以来、メトラー・トレドは、ラボと現場の両方で使用できる高精度の電極や高品質の溶液を提供するための豊富な専門知識を蓄積してきました。実際に、Werner Ingold博士によって発明された複合型ガラスpH電極によってメトラー・トレドは初の成功を収めました。その革新的な設計によってpHの測定が簡単になり、今日に至っています。

ラボ用pH電極

すべてを提供するシステムプロバイダー

メトラー・トレドは、pHメータや電極から校正用標準液やソフトウェアまで、幅広い電気化学システムを提供しています。インテリジェントセンサマネジメント(ISM®)テクノロジーを活用してデータのコンプライアンスをサポートすることも、自動温度補正により正確な結果を達成することもできます。

お客様の機器に合わせたサービス

メトラー・トレドは、設置から予防保守、校正、機器の修理まで、測定機器のライフサイクル全体を通してサポートとサービスを提供いたします。

ダウンタイムの最小化
サポート ・ 修理
機器のパフォーマンス
メンテナンス・最適化
コンプライアンス
校正・品質管理
専門知識の提供
トレーニング・コンサルティング

FAQs

メトラー・トレドのラボ用pH電極で測定できるのは水溶液のpHだけですか?

pHは、主に水溶液に関連する特性です。したがって、水性媒体のpHを測定するように設計されている従来の電極は、水溶液以外のpHを正確に測定できません。ただし、InLab Science Pro-ISMなど、メトラー・トレドの特化型InLab®電極は、特殊なアプリケーション向けに設計されているため、非水溶液、有機溶媒、固体、半固体のpHを簡単に測定できます。したがって、メトラー・トレドのpHメータと電極は、幅広いサンプルのpH測定に使用することができます。

 

ラボ用pH電極からの比較電解液の予測流出量はどの程度ですか?

比較電解液の予測流出量は以下のとおりです。

a. セラミック液絡部を使用した電極(InLab® Routineなど)では24時間に1 mL
b. スリーブ液絡部を使用した電極(InLab Scienceなど)では24時間に3 mL

固体電解質と開放型(オープンジャンクション)液絡部を使用した電極(InLab Expertなど)では電解質の流出はありませんが、拡散によるイオンの「交換」が発生します。

 

pH電極でのARGENTHAL比較電極システムの利点は何ですか?

AgワイヤからのAgの剥がれ落ちを防ぐためにARGENTHAL™比較電極システムが生まれました。特殊なARGENTHAL比較電極システムは、リードオフワイヤでの化学反応用に銀イオンを提供するAgCl粒子が充填された小さいカートリッジで構成されています。このカートリッジには、電極の寿命を通じて供給できる十分な量のAgClが含まれます。

 

ISMラボ用pH電極とは?

ISM®機能を持つ電極では、電極のチップに保存された重要な情報がpHメータによって自動的に検出されるため、測定と記録の保持が容易です。記録される情報には以下のものがあります。

  • 電極名とシリアル番号
  • 直近の5回の校正
  • 出荷時校正データ
  • 電極がこれまでに晒された最高の温度

 

これらの電極は、SevenExcellence™SevenCompact™Seven2Go Pro™SevenGo Duo™の各pHメータ専用です。

 

ラボ用pH電極での測定時、温度を補正できますか?

温度は電極とサンプルの両方に影響を与えます。ネルンストの式に従い、測定されるpHと傾きは温度と線形の関係があります。すべてのサンプルには独自のpH–温度依存性があるため、サンプル測定を参照温度について補正することはできません。測定時には、傾きだけが測定温度に合わせて調整されます。結果は測定時の温度だけについて表示されます。pH校正用緩衝液の挙動は完全に予測可能であり、 温度センサが組み込まれた電極を使用して補正できます。

 

他のメーカーのラボ用pHプローブをメトラー・トレドのpHメータに使用できますか?

はい。当社のpHメータには、BNCコネクタを使用して他社の電極をサポートできるBNCコネクタがあります。ただし、ISMなどの一部の特殊な機能は使用できません。

 

メトラー・トレドのラボ用pH電極で純水のpHを測定できますか?

水の純度は、製薬、食品/飲料、ライフサイエンス、発電所など、幅広い産業分野で重要なパラメータであり、これらの分野では日常的なラボでの検査や作業に純水が必要です。純水のサンプルは導電率が低く、電極の液絡部の電位が変わりやすく、ガラス膜の測定感度が不足しがちなので、pHを慎重に測定することが重要になります。メトラー・トレドの純水専用のpH電極を使用することで純水サンプルのpHを測定できます。詳しくはこのビデオをご覧になるか、こちらで電極をご確認ください。

 

食品/飲料分野に特化したラボ用pH電極はありますか?

はい。メトラー・トレドでは、さまざまな食品/飲料のpHを測定するための専用の電極シリーズを提供しています。詳しくはこちらをクリックしてください。

 

ラボ用pH電極はどのように再生できますか?

pH感応性ガラス膜は再生溶液を使用すると再度活性化できます。この溶液には重フッ化アンモニウムが含まれます。これらの酸を扱う場合は、保護用メガネ、白衣、耐薬品性手袋の着用など、必要な安全上の注意事項をすべて必ず守ってください。

  1. 小さい耐酸性容器を使用して最小限の量の溶液の量を測定します。
  2. pH電極の先端を再生溶液に5~15分間浸します。
  3. 最大浸漬ポイントは、pH感応性ガラス上部の肩の位置です。
  4. フッ化水素酸がpH電極シャフトに損傷を与えることがあるため、シャフトは再生溶液に決して浸さないでください。
  5. 電極を水で十分にすすぎ、pH 7の緩衝液内で約1時間コンディショニングします。
  6. 最後に、固有の比較電解液にpH電極を一晩漬けます。

 

pH電極の再生プロセスをステップごとに説明したトラブルシューティングのビデオをご覧ください。