
ラボ検討と生産プロセス向けのin situ FTIR
ReactIR in situフーリエ変換中赤外分光(FTIR)は多様なサンプリングオプション(センサー)、直感的な反応解析ソフトウェアを備え、化学反応を理解するうえで有用な情報を提供します。 ReactIR in situ FTIRは、ラボ検討と生産プロセスの両方におけるリアルタイムの反応モニタリングを提供します。 全反射減衰(ATR)によって反応率、中間体、反応開始、終点についてのデータを得ることができます。

リアルタイムで反応を理解する
安全性、信頼性、堅牢性の高いプロセス
新規化学物質(NCE: New Chemical Entry)の商業生産において安全性、信頼性、堅牢性を高めるために、反応を深く理解し十分なプロセスデータを取得しておく必要があります。ReactIR in situ フーリエ変換型中赤外分光分析装置(FTIR)なら、化学反応における基本的な問題、例えばいつ始まるのか、いつ終わるのか、反応は予想したメカニズムを通って進むのか、反応速度はどうなのか、といった問題の答えを得ることができます。
ReactIRとは?
ReactIR(in situ FTIR)は、さまざまな化学分野に対応し、主要な化学種の反応挙動をリアルタイムでモニタリングすることができます。全反射減衰(ATR)ReactIRは反応進行の追跡を目的とし設計されており、反応開始、反応率、中間体、終点に関する情報が得られます。
ReactIRはどのアプリケーションでも使えますか?
ReactIRはさまざまな化学分野で使用可能です。必要な条件は、分子がIR吸収を持つこと、化学反応が溶液内で進行すること、濃度が約0.1wt%を超えることになります。
適用例を以下に示します。

反応解析
ラボスケールから、生産スケールまで
ラボスケールでの研究開発や合成経路検討、反応条件の最適化検討には、ReactIR 15/ReactIR 45mが最適です。 スケールアップ検討や製造モニタリングでは、防爆エリアの場合、ReactIR 45P HL が最適です。 防爆エリアでなければ、ReactIR 45 GP が最適です。 連続フローケミストリー向けのReactIRは、幅広い官能基/化学物質のリアルタイムの構造情報を提供します。

幅広い条件下での反応モニタリング
高温と低温、高圧と真空、酸性、塩基性、腐食性など、幅広い条件下における反応変化をリアルタイムでモニタリングします。バッチ反応、フロー反応に対応するReactIRサンプリング技術オプション(各センサ)により、ラボスケールから実機スケールで反応のモニタリングをすることができます。

in situ FTIRスペクトロスコピー
最近行われた学術雑誌での発表
in situ FTIRによる連続測定は、反応挙動の追跡、反応速度論解析のために用いられます。関連文書の論文リストでは、in situ FTIRのアプリケーションに注目し、その一例をリスト化したものです。 in situ FTIR ReactIRは、アカデミア、医薬業界、化学品業界で広くご使用いただいています。

反応速度論解析と反応メカニズム解析
このホワイトペーパーでは、in situ FTIRを従来のオフライン分析技術と組み合わせて使用し、反応挙動の深い理解、反応メカニズム解析や既に研究された化学反応モデルの検証に関する研究を中心に説明します。
モデル/仕様
化学反応のリアルタイムモニタリング
関連文書
化学反応をモニタリングするFTIRスペクトロスコピー
データシート
ReactIRの引用
パンフレット
アプリケーション
関連製品とソリューション
ソフトウエア
ポスター
サービス

サービスプログラムの紹介 - 固有の機器に適合する特注サービス
メトラー・トレドは、設置から保守点検、機器校正、修理まで、お客様の測定機器のライフサイクル全般にわたって、サービスサポートをご提供します。