ISO 9001、米国医薬品GMP、SQF食品安全コード: 食品製造などの規格や規制では、測定機器を定期的に校正し、検証する必要があることが規定されています。しかし、上記の規制や規格には、校正や検証の方法や頻度についての記載がありません。GWP™ Verificationでは、お客様固有のニーズや社内要件、さらにISO 9001などの規格に基づき、点検に関する推奨事項を紹介しています。
大手アイスクリームメーカーの品質管理マネージャー、G Nielsson氏は次のようにコメントしています。「GWP Verificationには、点検用分銅とSOPに関するすべての関連情報も含まれています。これで、正しい方法で作業できることを確信しました。」
システマティックな天秤の点検により、リスクを最小化し、経費を削減できます。適切なSOPを使用することで、天秤の点検をすばやく簡単に行うことができます。
メトラー・トレドの無料の標準操作手順書には、産業用はかり、ラボ用ミクロ天秤、分析天秤、上皿天秤の最も重要な3つの日常点検に関する情報が含まれています。
- 感度
- 繰返し性
- 偏置誤差

天秤やはかりの感度とは?
定期的な感度点検の標準操作手順書で高い精確さを実現
感度の点検では、天秤のディスプレイに表示された重量値を、使用した荷重(点検用分銅)の定義済み/許容値と比較します。こうすることで、天秤の重大な問題や測定結果のドリフトが明らかになります。
天秤やはかりの感度点検に関する一般的なルールにはどのようなものがあるでしょうか。感度点検の準備はどのように行う必要があるでしょうか。何が計量器の性能に影響を及ぼす可能性があり、点検の際にはどのようにして人為的エラーを減らせるのでしょうか。
天秤やはかりの感度と精度は両立します。感度点検を実施して信頼できる結果を得る方法をご確認ください。メトラー・トレドの日常点検に関する標準操作手順書を使用することで、正確な結果を得ることができます。

天秤とはかりの繰返し性を確認する正しい方法は?
繰返し性の定期的な点検の標準操作手順書で常に一貫性のある結果を実現
同じ測定条件で同じ荷重を繰り返し計量した場合、天秤やはかりの結果は同じでなければなりません。繰返し性の点検は、感度点検よりも少ない頻度で行われます。しかし、測定範囲の下限では、繰返し性が測定の不確かさの最も大きな要因になるという事実があるため、微少なはかり取りを行う場合には非常に重要な点検です。
繰返し性の日常点検に関するメトラー・トレドの標準操作手順書を使用し、常に正確な結果を実現する方法をご確認ください。

偏置誤差による計量の不確かさを低減する対策とは?
定期的な偏置誤差点検の標準操作手順書による精確な結果
偏置誤差点検では、計量皿の中央と四隅の計量値の偏差を確認(評価・判定)します。偏置誤差点検の目的は、計量皿の中心と四隅の偏差(四隅誤差)が許容管理幅の範囲内にあることを確認することです。
偏置誤差は、荷重を計量皿の中央に置くなど、荷重を正しく取り扱うことで最小限に抑えることができます。このSOPでは、偏置誤差点検の実施方法と点検用分銅の取り扱い方法について説明します。
偏置誤差の日常点検に関するメトラー・トレドの標準操作手順書を使用することで、正確な結果を得ることができます。