水分含有量測定

水分含有量測定

水分計またはオーブンの使用

オーブン法とは何ですか。

オーブン法は熱重量法(乾燥減量法)で、この場合サンプルを一定の温度で所定の時間乾燥します。水分含有量を測定するには、乾燥の前後にサンプルを計量しその差を求めます。

サンプルはオーブン法と水分計でどのように加熱しますか。

オーブン法では対流によってサンプルを加熱します。つまり、サンプルはオーブンと同じ温度になります。水分計を使用する場合は、サンプルが加熱モジュールからの赤外線放射を吸収することで過熱し乾燥します。サンプルの温度と乾燥時間は吸収特性に応じます。

水分は水と同じではないですか。

それはありがちな誤解です。加熱によって蒸発するものすべてを水分と称します。水は水分の1つに含まれますが、蒸発する他の物質、例えばアルコールや溶媒も含まれます。

いろいろなサンプル(液体、ペースト、固体、粉体)がある場合、水分含有量測定にどのメソッドを使用するべきですか。

基本的には、あらゆる種類のサンプルに対してオーブン法とハロゲン水分計の両方が適します。どのメソッドが最適かは、どの程度迅速に結果が必要か、または正式なメソッドで結果を得る必要があるかどうかによります。場合により、例えば材料などの製品納入時または最終製品の品質管理では、水分計をオーブン法と並行して使用します。水分計を使用して迅速な測定を行うことでプロセスを最適化し、一方でオーブン法を使用することで正式な測定結果の文書作成プロセスが可能になります。

オーブン法では標準のメソッドを使用する必要がある一方で、水分計を使用するとプロセスをかなり高速化できる、ということでしょうか。

業界規制の多くは、製造業者に標準のメソッドに準じることを求めています。ただし、水分計による結果がオーブン法による結果と同じで正確さも同じレベルであることを証明できれば、水分計の使用が許されます。このためには水分計用の乾燥メソッドを開発し、一連の測定でオーブン法に対して相互検証する必要があります。メトラー・トレドのアプリケーションデータベースからは100種類以上の相互検証済み乾燥メソッドが無料で提供されています。必要なメソッドが見つからない場合は当社までお問い合わせください

水分計からの印刷出力にバッチ番号をどのように記載できますか。

当社水分計のID管理機能または当社天びんの質量差測定アプリケーションを使用して記載できます。バッチ番号がバーコード形式の場合は、バーコードリーダーを接続してその番号や他のIDをスキャンできます。

オーブン法を使用しています。測定結果を記録、計算するときどのようにミスを避けられますか。

手作業のプロセスではミスが起こりやすいので、内蔵の天びんアプリケーションを使用するかソフトウェアソリューション(LabX)を天びんと使用してすべての結果を捕捉し自動で計算するのが最善の方法です。作業が大幅に速まるだけでなく、ミスがなくなります。測定結果はラボジャーナル用に印刷するか、USBメモリに電子的に保存できます。LabXでは安全なデータベースにすべてのデータを保存できるので、データの安全性を確保できます。LabXのレポート生成機能によりグラフなどを含む美しいレポートを作成し、印刷するかまたは電子的に保存できます。

オーブン法でサンプルパンの混同をどのように避けることができますか。

適切なラベリングがカギになります。バーコードラベルを使用すれば各サンプルを固体ごとに識別できます。バーコードリーダーを天びんに接続することで、混同を避けながら計量結果を各サンプルに対して正しく記録できます。天びんの質量差測定アプリケーションとLabXでは、バーコードリーダーの使用が完全にサポートされます。

水分含有量、灰分率、ATRO水分含有量の違いは何ですか。

水分含有量はサンプル内の水分量で、サンプルの元の(湿潤)重量のパーセント値で表します。灰分率は乾燥後に残った固体の量で、サンプルの元の(湿潤)重量のパーセント値で表します。ATRO水分含有量(AM)はサンプルの水分量で、サンプルの最終的な(乾燥)重量のパーセント値で表します。業界によって使用する単位は異なり、木材やパルプではATROが一般的に使われます。

TSとDCは何の略称ですか。

乾燥減量法の測定手順を使用して水分含有量(MC)を測定するか、または代わりに灰分率(DC)を測定できます。サンプルをさらに十分乾燥してすべての水分を取り除く場合もあります。残りの灰分率は全固形分(TS)と呼ばれます。

灰分率(DC)と全固形分(TS)には違いがありますか。

灰分率と全固形分は同じ意味です。これらは、すべての水分が蒸発した後に残る物質の量を表します。

乾燥オーブンと天びんを使用した水分含有量測定

 


 水分計乾燥オーブンと天びん
測定方法直接直接
正式な標準メソッド該当せず。オーブン法の参照が必要。該当。水分含有量測定の通常の正式なメソッド。
一般的な測定時間3~15分
240~480分
精度
手順ワンステップによる直接測定。
複数ステップによる質量差測定
メンテナンス
計算自動(% MC、% DCなどの単位を結果に使用)
手動または天びんを利用
結果の文書作成簡単に直接プリンタから印刷
手書きまたは天びんとプリンタを利用
該当する水分範囲0~100%
0~100%
複数サンプルの同時測定
不可
代表的な使用分野受入管理(原料納品)、工程管理、最終品質管理
最終品質管理

 

食品分野のアプリケーション、ポテトチップ
水分計乾燥オーブンと天びん
  • 迅速な測定結果
    水分計は、水分含有量の測定結果を素早く得ることが重要な場合に最適です。測定結果が迅速に得られることで、必要な作業を素早く行い、生産の遅れが長引くのを避けられます。例えば、原材料などの受入検査時にその荷降ろしまでの待ち時間を減らし、また工程管理チェックによる生産プロセスの中断時間を短縮できます。
  • 正式なメソッド
    物質によっては、オーブン法が水分含有量を測定するための正式な標準メソッドになります。オーブン法は正式な標準メソッドとして使用し、水分計などの代替方法の相互参照を行います。
  • 簡単な操作
    手作業のステップをなるべく減らしながらシームレスなプロセスが必要な場合に便利です。訓練を受けていないオペレーターにも適します。
  • 時間的な制約がない場合
    乾燥オーブンは、結果を迅速に得る必要がない場合に使用できます。
  • エラーの最小化
    簡単なプロセスと結果の 自動計算はエラーを最小化します。
  • 複数サンプルに対応
    オーブン法は、多くのサンプルを同時に処理する場合、特に結果を得るまでの時間的制約がない場合に最適です。
  • 正式なメソッドに代わる手法
    水分計の結果がオーブン法による結果に匹敵することを示すことで、水分計を正式なオーブン法の代わりに使用できます。
  • 極めて不均一なサンプルに対応
    極めて不均一な物質の場合、多量のサンプルを使用する必要があります(500gなど)。これはオーブン法でのみ可能です。

 

Moisture Content Determination

乾燥オーブンと天びんを使用した水分含有量測定

水分含有量測定のソフトウェアソリューション

C30S
熱重量測定

 

 

FAQ - 水分含有量測定のよく寄せられる質問

文書

  • 関連文書

関連製品

 
 
 
 
 
 
 
Thank you for visiting www.mt.com. We have tried to optimize your experience while on the site, but we noticed that you are using an older version of a web browser. We would like to let you know that some features on the site may not be available or may not work as nicely as they would on a newer browser version. If you would like to take full advantage of the site, please update your web browser to help improve your experience while browsing www.mt.com.