空気や水分に敏感な反応、高圧または周囲温度よりも低温での反応において、プロセスを代表するサンプルを高い信頼性で取得することはほぼ不可能です。非常に毒性の高い反応にはさらに大きな課題があります。特許取得済みの独自のEasySamplerプローブにより、サンプリング取得時にその時点での反応条件で直ちにクエンチできるため、サンプリング時の反応を代表するサンプルを得ることができます。

一部の反応はサンプリングが困難です
反応の進行に影響を与えない
反応条件でのサンプリングとクエンチ
測定原理
EasySamplerを反応溶液に浸し、実験中はそのままの状態にします。サンプルポケットが外に出てサンプルで満たされます。ポケットが元の位置に戻ると、サンプルは反応条件で直ちにクエンチされます。サンプルはユーザーが指定した濃度に希釈され、オフライン分析が可能な状態になります。

プロセスを代表する再現性の高いサンプル
不均一系反応および多相反応から
高精度での反応のサンプリングは困難です。不均一系反応や多相反応では、サンプリングは特に困難になります。EasySamplerは、リアクタ内の同じポイントから固定量のポケットに固体も含めてサンプリングします。固体の溶解は直ちに始まり、クエンチ/希釈段階を経て溶解されたサンプルが得られるので、プロセスを代表する再現性が高い正確な分析データが得られます。

24時間365日の無人の自動サンプリング
もうサンプルの取得ミスはありません
毒性反応や長時間の反応、またはDoE(Design of Experiments)実験の反応のサンプリングは実行が難しく、手間がかかるため、データに死角が発生することがあります。この結果、実験を繰り返さなければならないことが頻繁にあります。EasySamplerは毎回、同じ手順でサンプリングします。反応を完全に理解するためのデータセットを提供するよう24時間365日の連続サンプリング操作をプログラミングして生産性を向上することもできます。

サンプル調製
HPLC対応濃度の場合
クエンチの後、液体処理システムによりサンプルはユーザーが指定した濃度に希釈されてバイアルに移動し、オフライン分析が可能な状態になります。これらの手順を誘導体化に使用してサンプル調製時間を短縮し、ヒューマンエラーを回避することができます。

ユーザーの安全への不安を解消
毒性の危険な化学品に関連
EasySamplerはサンプリングプロセスを完全に自動化して、手作業による液体の処理をなくします。これにより、特に次のような場合にリスクが軽減され、オペレータの安全性が向上します。
- 毒性の高い化学品
- 温度上昇時の危険な反応
- その他の危険な反応条件

化学プロセス開発の高速化と向上
リアクタシステムとEasySamplerを統合

EasySamplerの主な用途は以下のとおりです。
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Pfizer社による自動化サンプリングの評価(日本語版)
Pfizer社は、困難な条件の下でも自動化された堅牢なインラインメソッドを使用してプロセスを代表するサンプルを取得することにより、サンプリングの問題を解決し、不純物プロファイリングを向上しました。

ユーザー向けeSupport
EasySampler eSupportでビデオ、マニュアル、アプリケーション情報などをご覧ください。