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計量ガイド(日本語版)

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正確な結果を取得し、計量テクニックを向上させるためのガイドライン

計量ガイドでは、最も精度に優れた計量結果を取得する方法と、ラボ用天びんを取り扱う際の間違いを回避する方法が掲載されています。
計量ガイドでは、最も精度に優れた計量結果を取得する方法と、ラボ用天びんを取り扱う際の間違いを回避する方法が掲載されています。

計量の精度に影響を与える要素は分析全体の結果に悪影響を及ぼします。そのため、ラボ用天びんを扱う際に従うべきルールを認識することが重要です。

計量は研究室で最も一般的かつ重要なタスクであり、時間がかかるタスクでもあります。そのため、正しい方法で計量を行うことが重要です。

一般に天びんは、ウルトラミクロ天びんを除き、専用の計量ルームが必要ないように設計されています。

電子機器の技術向上によって天びんの取り扱いは非常に簡単になり、計量時間も短縮されました。さらに、近年ではタッチスクリーン式のデジタルディスプレイにより直感的な天びんの操作が可能となっています。

しかし、天びんの操作が明らかに簡単になったせいで、計量の精度に影響を与える複数の要素が引き起こす分析結果への悪影響を回避するために、実施すべき手入れが十分に行われなくなっています。周囲環境が及ぼす影響は、すべてのラボ用天びんで測定可能な物理的作用として現れます。周囲環境が及ぼす影響の例:

  • 静電気
  • 空気流
  • 振動
  • 磁力
  • 蒸発
  • 吸湿

液体の蒸発や、吸湿性/揮発性サンプルの重量増加/減少など、外部からの影響によりサンプル特性が間違って解釈されることがあります。

このガイドの目的は、計量結果に影響を与える一般的な要素を特定し、ラボ用天びんで正しく計量を行うための基本的なルールを説明することです。このガイドは、天びんの最適な設置場所を提案するところから始まります。次に、高感度機器である天びんの正しい取り扱いについて簡単に説明した後、考えられる周辺環境に起因する影響とその作用について分析します。これらの影響のほとんどは、重量表示がゆっくりと変化すること(ドリフト)で認識できます。

高度な技術を搭載した天びんにより、研究室のプロフェッショナルは迅速かつスマートに計量を行うことができます。特別な計量ルームを使用する必要もありません。

しかし、それでも計量結果は不正確になりがちです。これには次の原因が挙げられます。

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外部要素の影響(空気流、磁力、静電気力など)

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サンプルの周辺環境に対する特性についての誤解

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天びんの間違った操作

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天びんの不適切な設置場所

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技術データの不正確な解釈

 

以下のメトラー・トレドの「計量ガイド」ガイドラインでは、計量精度に影響を与える要素と、計量プロセス中に間違いが発生する可能性を最小化する方法をご確認いただけます。

 

時間を節約して、最初から正しい計量結果を取得しましょう。

 

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