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無駄のない研究室ガイド(日本語版)

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この実践的なガイドは、無駄のない研究室を実現するための9つのステップと、研究室のリーン環境を育む上でのそれらの役割について、優れた実践方法と革新的な技術ソリューションを組み合わせて概説します。

無駄のない研究室のための9つのステップガイドのダウンロード(無料)
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無駄のない研究室とは?

「リーン」という用語は、成功を納めたトヨタ生産方式を研究しているMITの研究者によって1990年に作られたものです。それ以降、ミスをなくし、遅れを減らし、コストを削減し、製品やサービスの総合的な品質を向上することを目指して、無駄のない原理の理解と実装が多くの分野に浸透してきました。このガイドでは、革新的な技術ソリューションなどの視点と優れた実践方法を共有することで、研究室でリーンプロセスを育む方法について説明します。これらは9つのステップに要約されます。
 

無駄のない研究室のための9つのステップ。

  • 整理整頓
  • バリューストリームマッピング
  • 作業負荷
  • 研究室のワークフロー
  • 性能管理
  • 装置
  • スタッフのスキル
  • 化学薬品/補助材料
  • CIP(Continuous Improvement Program)活動

「無駄のない研究室」ガイドを今すぐダウンロードして、無駄のない研究室のための9つのステップがラボにおける効率と生産性を改善し、維持するためにどのように役立つかご確認ください。

無駄のない研究室について

「リーン生産方式」の実施によって生産性が向上したさまざまな分野での事例により、多くの企業がこのモデルを研究室にも展開しようとしています。研究室の課題は製造環境とは異なります。従来のリーン生産方式の主な原則はほとんど適用できますが、研究室特有の要素を取り入れる必要があります。 

研究室にリーン方式を導入することで改善が見込める点

  • 研究室で行われる工程の計画と管理が行き届き、明確になることで、研究室のパフォーマンスがより安定し予測可能に
  • 生産性の大幅な向上
  • 切替時間を短縮
  • コストの削減
  • 仕掛品の削減
  • RFT(最初の時点から適切に)の向上
  • 研究室の能力とリソース要件の詳細な把握
  • 研究室スタッフのスキル向上
  • 事前対策的な性能管理と絶え間ない改善の文化
  • カスタマーサービスの向上
図:成功を計る基準となる「マジックトライアングル」この三角形はバランスがとれていなければなりません。Q:品質、R:リソース、T:時間