ガイド:小型容器への充填のための計量技術(日本語版)
ガイド

小型容器への充填の
ための計量技術(日本語版)

ガイド

計量は、シリンジ、バイアル、アンプル、管の充填のための最も簡単かつ最も正確な方法です。このガイドラインでは、重量ベースの充填プロセスにおいて高精度で高品質の結果を実現するためのノウハウをご紹介しています。

 

 

 

測定対象が液体、固体、気体のいずれの場合においても、計量は、充填調合レシピ、分注、バッチ処理に対応する最も正確で信頼性の高い測定技術です。さらに、保管された物質との接触を避けることでクロスコンタミネーションのリスクを低減し、オペレーターの安全性の確保も可能にする方法です。製薬、化学、化粧品、食品など、厳格な規制がある業界においては大きなメリットとなります。

重量による充填のメリット

重量による充填には、流量計やその他の装置による容量充填に比べて、精度、簡単な校正作業、統計的品質管理やトレーサビリティなどの多くのメリットがあります。多種多様な材料が充填され、それに応じてさまざまな充填機が使用されています。計量は、材料や容器の特性にかかわらず使用できる1つの汎用技術です。

 

高精度の充填のための正確な計量

メトラー・トレドは、機械や機器に組み込むことのできる幅広いはかり計量モジュール、ロードセルを提供しています。これらをバイアル、アンプル、シリンジ、カプセルの充填に使用できます。

 

  • 1μg~1gの最小表示
  • 数グラム~6kgのひょう量
  • 最大100個/秒の速度で値を更新する高速計量
  • 計量結果をフィルタし、1秒未満で安定化
  • 危険場所で使用するためのATEX、FM、IECEx認定
  • 衛生設計に関するガイドラインEHEDG、NSFへの準拠によりクロスコンタミネーションを回避し、定置洗浄(CIP)に対応
  • 防塵防水構造IP65のステンレス鋼製ハウジング
  • フィールドバスまたは産業用Ethernet経由でのPLCシステムとの接続: PROFINET、PROFIBUS、EtherNet/IP、CC-Link、DeviceNet
  • Ethernet TCP/IPとの接続による製造実行システム(MES)や基幹システム(ERP)との通信
  • 製薬、化学、化粧品、食品など、厳格な規制がある業界におけるバリデーションサポートと校正
  • 必要に応じて機能を確認し、精度を調整する統合された校正用分銅

 

正確な充填のためのガイド

重量ベースの充填方法とその最適化の方法を無料ガイドライン「迅速かつ正確な充填を実現する計量の統合」で説明します。

メトラー・トレドは2種類のセンサ技術を採用した世界標準の計量ソリューションを揃えており、あらゆる充填要件の課題を満たすことができます。

このガイドでは、現在使用されているさまざまな技術と、その長所と短所について解説しています。お客様の充填技術と計量プロセスの改善にご活用ください。

 

 

 

関連資料