ケーススタディ

手間がかからず使いやすい

ケーススタディ

ビール用溶存CO2センサのケーススタディ

ビールの種類が異なれば、溶存炭酸ガスのレベルも異なります。そのため、ビール醸造所は製造時、正確な測定ができるだけでなく、製品切り替えが簡単なCO2センサを必要としています。

米国中西部最大の専門醸造所であるBoulevard Brewing社は、インテリジェントなCO2センサを用いてこの問題を解決しています。Boulevard Brewing社は、設置完了までの数か月間、メトラー・トレドのInPro 5500i CO2センサの試験を実施しました。

メトラー・トレドのInPro 5500iセンサは、CO2の部分的圧力の測定 に熱伝導度(TC)を使用します。この測定では、ガス透過膜によって液体流から分離された、測定チャンバ内のガスの熱伝導度を測定します。熱伝導の原理はバックグラウンドガスの影響を受けず、高いCO2選択性があります。また、既に確立されている参照法に対応しています。メトラー・トレドはセンサの性能を向上させ、隔膜部分を改良することにより、さらにメンテナンス性や操作性、安全性の高い製品を開発することに成功しました。隔膜体は一体型で、素早く簡単に交換することができ、洗浄性も高く製品汚染が起こらないように設計されています。

 

InPro 5500iは、強化されたTC測定とインテリジェントセンサマネジメント(ISM®技術を兼ね備え ています。ISMは、センサの取り扱いを簡素化し、信頼性を向上してセンサのライフサイクルコストを削減します。プラグアンドメジャー設置、膜の完全性の低下に対する指標としての予測メンテナンスツールは、測定ポイントの稼働時間を増加させて、プロセスの安全を向上します。

関連するホワイトペーパーおよびガイド