滴点・軟化点測定とは? | メトラー・トレド

滴点・軟化点測定とは?

食用油脂やグリース類、石油化学製品の物性測定

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軟化点

 手動測定機器デジタル測定機器
サンプルホルダーカップカップ
温度調整循環式恒温槽メタルブロック
温度範囲液体に依存または異なる媒体広範囲
温度測定水銀温度計(*)デジタルセンサ(Pt100など)
検出目視(人間の目など)目視と自動(透過率、測光、ビデオ/画像解析)

(*)EU 847/2012 - 警告—水銀は多くの規制当局によって危険物に指定されており、中枢神経系、腎臓、肝臓の損傷を引き起こす原因になります。

ウベローデ法

次の表に、DIN規格で規定される最大の繰り返し性と再現性の範囲を示します。 このような高いテスト誤差はオペレーターによる偏りを打ち消すかもしれませんが、結果の信頼性が疑わしくなり、実際には比較に不適切です。

滴点[℃]繰り返し性のばらつき範囲(観察者1名、器具1台)[℃]相当するばらつき範囲(さまざまな観察者、さまざまな器具)[℃]
80~100± 2± 5
100~150± 4± 7
150~200± 6± 12
>200± 8± 16

 

滴点サンプルカップ
環球式の軟化点測定

接着剤樹脂

インク樹脂

ガムロジン(E915)

フェノール樹脂

グリセロールエステル(E445)

ポリオールマレイン酸ロジンエステルA

ペンタロジンエステル

ポリオールマレイン酸ロジンエステルB

ポリテルペン樹脂

 

 

代表的な例としてグリセロールエステルを取り上げると、下の図では、環球式とカップ&ボール方式での軟化点テストがいかに近いかがわかります。 カップ&ボール方式の標準偏差は両方とも対応する環球式よりも小さく、これによりカップ&ボール式の方が精度が高く、繰り返し性と再現性も優れていることが示されます。 他の物質にもこれが当てはまります。
代表的な例としてグリセロールエステルを取り上げると、下の図では、環球式とカップ&ボール方式での軟化点テストがいかに近いかがわかります。 カップ&ボール方式の標準偏差は両方とも対応する環球式よりも小さく、これによりカップ&ボール式の方が精度が高く、繰り返し性と再現性も優れていることが示されます。 他の物質にもこれが当てはまります。
次の図には、環球式とカップ&ボール方式の2つの方法には密接な相関性があり、結果が同等と考えられることが示されています。
次の図には、環球式とカップ&ボール方式の2つの方法には密接な相関性があり、結果が同等と考えられることが示されています。

サンプル

標準

動作モード

アスファルト&ピッチ

ASTM D3461

SP

アスファルト&ピッチ

ASTM D3104

SP

潤滑油

IP 396

DP

ワックス&ポリオレフィン

ASTM D3954

DP

樹脂

ASTM D6090 定義)

SP

塗料&ニス

ISO 4625-2

SP

結着剤&含浸剤

DIN EN 51920

SP

食用油脂

AOCS Cc 18-80

DP

ワセリン、パラフィン、ワックス

Ph. Eur. 2.2.17

DP

SP – 軟化点 DP – 滴点

IP 396のワークフロー要件
滴点校正手順
melting point calibration and adjustment

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