固定式センサハウジング

固定式ハウジングとは、分析センサのエントリーポイントとして、容器や配管に設置するハードウェアのことです。 この固定式ハウジングは、pH、溶存酸素、導電率、濁度の連続的なインライン測定アプリケーションに使用されます。 メトラー・トレドの固定式プロセスアダプターは、お客様のプロセス環境のニーズに合わせて、頑丈なプラスチック（PVDF、PP）製、ステンレススチール製、ハステロイ製をご用意しています。 メトラー・トレドの固定式ハウジングInFitシリーズは、お客様のセンサ設置要件に合わせて構成することができます。

メトラー・トレドでは、さまざまなモデルのInFitシリーズ固定式ハウジングを提供しています。 InFit 761eシリーズのハウジングは、Pg 13.5のネジ山をもつ12 mmセンサ用の固定式ハウジングです。 材質、Oリング、プロセス接続、挿入長の選択肢が豊富にあるため、最も汎用性の高いハウジングのひとつです。 InFit 764e固定式ハウジングは、特に液封式pH/酸化還元センサの性能と寿命を最大限に引き出す設計になっています。 最後に、InFit 762eとInFit 763eの固定式ハウジングは、大型の容器やリアクターの上部取り付けアプリケーション用に設計されています。

固定式ハウジングは、あらゆる産業で広く使用されており、プロセス内でセンサ機器を確実に、耐久性を持って安全に配置する方法を提供しています。 しかし、一度接続した後は、プロセスが停止するか、流れが遮断されてタンクや配管の排水が行われるまで、固定式ハウジングとセンサはそのままにしておかなければなりません。

固定式センサハウジングを選ぶ際の主なポイントは次のとおりです。

• プロセス接続の互換性
• 挿入長
• 接液部の材質
• プロセスシールの材質
• 国際規格への適合（防爆エリアへの設置に関するATEX/FM承認、USP Class VI適合シールなど）