pH 計

ラボで行われる日常測定を簡単に正確に

メトラー・トレドのラボ分析向けの pH計は、ラボで日常的に行われるpH測定に革新的なデジタル技術で測定結果の信頼性と安定性を提供します。限られたベンチトップを有効に使う省スペース設計の卓上型メータは、品質保証ラボや実験室などでも扱いやすい分析機器です。

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メトラー・トレドは、設置から予防保守、校正、機器の修理まで、測定機器のライフサイクル全体を通してサポートとサービスを提供いたします。

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FAQs

pH計の原理は?

pH計は、水溶液の酸性またはアルカリ性の度合いを測定するために使用される電気化学的な装置です。pH計は、水溶液中の水素イオン(H+)の濃度を測定することによって、水溶液のpH値を決定します。

pH計の原理は、ガラス電極と参照電極の組み合わせを使用することによって実現されます。ガラス電極は、内部に水酸化物イオン(OH-)を持つガラス球で構成されており、水溶液中のH+イオンによって引き起こされる電位変化を検出します。参照電極は、通常、飽和カロメル電極(SCE)または銀/銀塩電極を使用し、ガラス電極と同じ温度と圧力で参照点を提供します。

ph計の校正はどのように行いますか?

pH計の校正は、通常、既知のpH値を持つ2種類の標準液を使用して行います。
測定前に、pH計を蒸留水やイソプロパノールなどの洗浄溶媒を使用して洗浄します。
最初に測定範囲内で最も一般的なpH 7.00の標準液を使用します。

  • pH 7.00の標準液を入れたガラスビーカーに電極を挿入します。
  • 電極が安定するまで待ちます。これには、測定値が変化しなくなるまで約30秒程度かかることがあります。
  • 電極の読み値がpH 7.00になるように、pH計を調整しますが、通常手動または自動調整の機能が搭載されています。

 

2番目の標準液を使用して2点校正します。測定範囲の両端にあるpH 4.00またはpH 10.00の標準液を使用します。

  • pH 4.00または10.00の標準液を入れたガラスビーカーにpH電極を挿入します。
  • 電極が安定するまで待ちます。これには、測定値が変化しなくなるまで約30秒程度かかることがあります。
  • 電極の読み値が標準液のpH値になるように、pH計を調整します。

 

 

pH計 は何に使用しますか?

水質分析、食品加工、研究開発、医療、環境監視など、多岐にわたる分野で使用されます。測定する液体試料の酸性またはアルカリ性を測定するために使用されます。

例:

  • 水質分析: 水中の酸性度やアルカリ度を測定するために使用されます。水道水やプールの水質管理に使用されるほか、工場の排水処理や地下水のモニタリングなどにも使用されます。
  • 食品加工: 製品の酸性やアルカリ性の調整、防腐剤の添加などのために使用されます。食品のpH値は、食品の品質や安全性に影響を与えるため、正確な測定が必要です。
  • 研究開発: 研究開発分野でも広く使用されます。生化学、生物学、化学などの分野で、酵素反応の速度やタンパク質の安定性を測定するために使用されます。
  • 医療: 医療分野でも使用されます。血液、尿液、消化液などの生体液のpH値を測定するために使用されます。また、薬剤の配合時にも使用されます。
  • 環境監視: 大気汚染、水質汚染、土壌汚染などの環境監視にも使用されます。また、農業分野では、土壌のpH値を測定するためにも使用されます。


以様々な分野で使用されています。正確なpH値の測定により、品質や安全性の向上、環境保全などに役立っています。

pHの測定方法は?

電極を用いて溶液の電位を測定し、その値からpHを計算します。ガラス電極と参照電極の2つの電極を使用し、溶液に挿入して測定します。溶液の電位は水素イオン濃度に比例するため、pHを直接測定することができます。

pH計の選び方は?

pH計を選ぶ際には、以下の点に注意することが重要です。

  • 必要な測定範囲:測定する液体のpH値に合わせて、pH計の測定範囲を選ぶ必要があります。一般的に、pH 0から14までの範囲をカバーする一般用途向けのpH計がありますが、より広い範囲をカバーするpH計もあります。
  • 測定精度:測定精度は、pH計の重要な性能指標の一つです。精度が高いほど正確な測定が可能となりますが、一般的に高精度のpH計は高価です。
  • 使用目的:pH計を使用する目的に応じて、機能や機能性が異なります。たとえば、野外での使用に適した耐衝撃性が高いpH計、温度補正可能なpH計、自動温度補正機能を備えたpH計などがあります。
  • 操作性:pH計の操作性は、使いやすさに大きな影響を与えます。pH計が軽量で、ディスプレイが見やすく、操作が簡単である場合は、より使いやすいと言えます。
  • コスト:pH計の価格は、測定範囲、測定精度、機能、操作性などによって異なります。予算に合わせて、必要な機能を備えたコストパフォーマンスの高いpH計を選ぶことが重要です。
     

これらの要素を考慮して、適切なpH計を選択することが重要です。また、信頼できるメーカーの製品を選ぶことも重要です。

ph計の使用方法は?

  1. pH計の電極を溶液に挿入します。この際、電極が溶液の底に触れないように注意してください。
  2. pH計の電源を入れます。
  3. pH計の表示が安定するまで待ちます。
  4. pH計の液晶画面に表示されている数値が溶液のpH値を示します。
  5. pH計を使用後は、電極を水で洗い流し、水で拭き取ってから保管してください。また、測定結果の正確さを維持するには、定期校正を実施するようにします。