試験機関や校正機関には、測定機器の設置、保守、適切な機能の試験を記録し、文書化する責任があります。さらに、使用している機器の定期的なメンテナンス、適格性評価、適切な機能を証明する必要もあります。
次の記述は、測定のサービスと試験に関する資料「ISO 17025の遵守 – 実用ガイド」[2]から抜粋したものです。
新しい機器の立ち上げ（ISO 17025の5.5.2項を参照）
新しい機器はすべて、通常業務で使用する前に適切に機能していることを確認する必要があります。この時、メーカー仕様との照合と、目的とする測定で十分な結果を得られる機器であることの確認も行う必要があります。
サービスと校正のスケジュール（ISO 17025の5.5.2項を参照）
マスコンパレータなどの計量機器を業務用として導入する前に、機器の管理者はサービス/メンテナンス、校正、性能検査のスケジュールを決める必要があります。このスケジュールは通常、サプライヤーのサービスと社内で実施するチェック/校正の組み合わせとなります。
このため、試験、適格性評価、校正の方法など、マスコンパレータの試験についての疑問が生じます。
このホワイトペーパーでは次のトピックを取り上げ、この疑問に詳しくお答えします。
- マスコンパレータの種類
- マスコンパレータの試験と認証の方法
- マスコンパレータ試験のパラメータ
- マスコンパレータ証明書
- メンテナンス、適格性評価、証明書の必要性
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