培地の調製

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Culture Media Preparation

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培地の調製ワークフロー – 一般的なSOPのまとめ

 

製品の種類試験目的
滅菌なし微生物計数試験製品サンプル内のバクテリア/菌類の総数をカウント
滅菌なし特定の微生物の試験サルモネラ菌など、製品サンプル内の好ましくない微生物を特定
滅菌済滅菌試験製品サンプルの滅菌を確認

 

欧州薬局方(EP)米国薬局方(USP)日本薬局方(JP)
2.6.12: 未滅菌製品の微生物試験: 微生物計数試験<61>: 未滅菌製品の微生物試験: 微生物計数試験4.05 I: 未滅菌製品の微生物試験: 微生物計数試験
2.6.13: 未滅菌製品の微生物試験: 指定微生物の試験<62>: 未滅菌製品の微生物試験: 指定微生物の試験4.05 II: 未滅菌製品の微生物試験: 指定微生物の試験
5.1.4: 未滅菌製剤と医薬品に使用する物質の微生物品質<1111>: 未滅菌製品の微生物試験: 製剤と医薬品に使用する物質の承認基準12: 未滅菌製品の微生物試験: 製剤と医薬品に使用する物質の承認基準

 

欧州薬局方(EP)米国薬局方(USP)日本薬局方(JP)
2.6.1: 滅菌性<71>: 滅菌試験4.06: 滅菌試験

 

Culture Media expert

 

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FAQ(よくある質問)


 

1. 目標量が1 Lでない場合にレシピの量を再計算する最も簡単な方法は何ですか?

エラーのリスクを回避するには、成分の量を電子的に再計算する方法が最適です。レシピの量がスプレッドシートに含まれていれば、新しい値をすばやく計算することができます。XPR上皿天びんを使用している場合は、必要量の入力を求める指示を表示するように培地の調合メソッドを設定できます。目標量は自動的に計算されます。必要な量を求める指示が天びんに表示されます。


 

2. 成分の重量が管理限界内であることをどのように確認できますか?

許容管理幅を培地調製SOPで定義する必要があります。精度として指定することも、パーセンテージとして指定することもできます。レシピの量を変更する必要がある場合は、管理限界に関連する重量の上限と下限も再計算するといった手間がさらに発生します。XPR上皿天びんでは、培地レシピの作成時に管理限界がパーセンテージとして保存され、あらゆる目標量について重量の上限と下限が自動的に計算されます。内蔵の計量ガイドが目標値までの分注に役立ちます。管理限界範囲内であれば緑色で表示されます。


 

3. 培地のレシピを成分のリストとして印字しています。プロセスのどの段階にあるのかを追跡する最適な方法は何ですか?

最も簡単な方法は、リストに従って培地の成分を並べ、添加するたびに1つずつチェックマークを付けることです。ただし、ミスを回避するためにこのプロセスは慎重に行わなければなりません。培地SOPをメソッドとしてXPR天びんに保存すると、各成分の名称と必要な量を求める指示が天びんに表示されます。一度成分を計量すると、計量結果と成分名が内蔵の結果プロトコルに自動的に保存され、いつでも表示できます。天びんにより風袋引きが自動的に行われ、次の成分を求める指示が表示されます。


 

4. 当社の微生物ラボでは、成分の実際の重量を手書きで記録しています。どのようにミスを回避し、プロセスをスピードアップできますか?

当社のXPR天びんでは、培地の成分の重量が内蔵の結果プロトコルに自動的に保存され、いつでも表示することができます。最終結果は、印字することもPCに転送することもできます。


 

5. 培地を調製するための最適な天びんはどれですか?

最適な天びんは、お客様のアプリケーションと正確さの要件によって異なります。天びんの選定時には以下を考慮する必要があります。

  • 計量を希望する最小重量
  • 天びんへの最大荷重
  • 必要な正確さのレベル
  • アプリケーションの重大度

計量学では、これらの考慮事項は、最小計量値の要件、天びんのひょう量、信頼できる測定範囲を定義するために必要です。メトラー・トレドの無料のGWP® Recommendationサービスは、ニーズに適した天びんの選定と、ご使用中の既存の天びんが目的に適合しているかどうかの確認に役立ちます。


 

6. 規制コンプライアンスをどのように確保できますか?

XPR天びんには品質保証機能が組み込まれているため、天びんの水平調整が完了し、日常点検が直前に実行されていることを計量開始前に確認できます。天びんのステータスは、天びん指示計の正面に組み込まれたStatusLight™に表示されます。緑色は安全に計量できること、黄色は警告、赤色はエラーを示し、一目で状況が把握できます。

内蔵の日常点検ライブラリには、偏置誤差、繰返し性、感度試験のカスタマイズ可能なテンプレートが含まれます。すべての日常点検の記録が保持され、トレーサビリティを提供します。

LabXラボソフトウェアはコンプライアンスを最大限にサポートします。SOPをLabXに導入すると、すべてのユーザーが同じ培地の調製手順に確実に従うことができます。このソフトウェアは、日常点検のスケジュール設定や、必要に応じた天びんの使用の禁止など、すべての品質保証機能も管理できます。すべての結果とプロセス情報が中央のデータベースに安全に保存されるため、トレーサビリティが確保され、FDA CFR Part 11へのコンプライアンスがサポートされます。


 

7. 培地の調製時に、天びんが安定しない、再現性が低いなどの問題が発生することがあります。対策はありますか?

天びんが安定しない場合は、計量セルが静電気や空気の対流の影響を受けている可能性が大いにあります。

静電気は通常の取り扱いによって容器やサンプル上に蓄積するため、お客様の操作には問題があるというわけではありません。場合によっては天びんが安定することもありますが、天びんに表示される計量値が添加した物質の真の量を表さない可能性があり、これが低い再現性の原因になることがあります。静電気を容器とサンプルから除去するために、自立型イオナイザを天びんの横に置くことができます。

安全キャビネットやドラフトチャンバーの使用により安定性の問題が発生することもあります。

そのような環境では、気流や層流などの空気の対流によって計量セルに力が加わり、天びんの安定を妨げて繰返し性に影響を与えることがあります。

XPR上皿天びんのSmartPan計量皿が計量セルに対する空気の対流の影響を最小限に抑えます。SmartPanは標準の計量皿よりも安定性が高いため、最大2倍の速さで結果が得られ、繰返し性が向上します。


 

8. 培地のラベルにすべての必要な情報が正しく含まれていることをどのように確認できますか?

XPR天びんには、有効期限の自動計算など、必要なすべての情報が含まれるサンプルラベルを設定する機能が組み込まれています。バーコードを追加することもできます。ラベルは、培地調製手順の終了時に自動的に印字することができます。メトラー・トレドのラベルは、オートクレーブによる殺菌プロセスの温度にも耐えられます。


 

9. 培地の一部の成分は色が似ています。同じ原材料を2回添加しないようにするにはどうすればよいですか?

それぞれのサンプルを一意的に識別するため、原材料にバーコードラベルを取り入れることをお勧めします。XPR天びんはバーコードリーダーをサポートしています。培地混合物への添加前に原材料のバーコードが読み取られるため、正しい原材料を使用していることを簡単に確認できます。XPR天びんをLabXに接続すると、同じバーコードを再度スキャンしたときに警告が表示されるため、同じ原材料を2回追加することはありません。


 

10. 当社のLIMSに培地の成分のデータベースが含まれています。必要な情報をどのように天びんに転送できますか?

LabXラボラトリーソフトウェアは、LIMSと簡単に統合でき、LIMSとLabXに接続された機器(培地調製に使用する天秤を含む)の間で双方向の情報転送が可能です。