自動反応解析システムのための自動サンプリングシステムとは何ですか?

自動反応解析システムのサンプリングシステム

自動反応解析システムのサンプリングシステム
自動反応解析システムのサンプリングシステム

EasySamplerは、3つのサンプリング手順を1つの自動操作にまとめ、毎回同じ方法でサンプリングを実施して再現性のある正確なサンプリングを実現します。

  • 正確なサンプリングでは、プローブ先端からマイクロポケットが外に出て反応液を取得します。この動作によって代表サンプルを確実に採取できます。
  • その場でのクエンチによって反応が直ちに止まり、明確な時点での代表サンプリングが可能になります。
  • 続いてバイアル内で希釈を行い、オフライン分析用のサンプルを調製します。

これらのステップにより、再現性が高く、代表性のある分析結果を得ることができます。何よりも、自動化されたサンプリングは、あらかじめプログラムされた、あるいはスケジュールされた時間に行うことができます。 

EasySamplerプローブの設定温度範囲を教えてください。

大気圧では、EasySamplerプローブの定格設定温度範囲は-20~140 ℃です。この設定温度範囲内、大気圧で100回のサンプルを測定したら、スリーブを交換することをお勧めします。1.013~10 barの高圧における反応では、設定温度範囲は20~100 ℃です。 

化学反応のサンプリングを自動化するのはなぜですか?

オフライン分析のための化学反応のサンプリングでは、分析技術を使用して反応ステータス、収率、または不純物プロファイルを確認するものと理解されています。残念ながら、サンプリング手順は必ずしも正確な作業ではなく、不均一な混合物、高温、スラリー、または空気に敏感な化学を含む反応では困難を引き起こします。クエンチの遅れは、非常にばらつきの多い結果や、誤った不正確な分析データをもたらす可能性もあります。

EasySamplerは、困難な状況下でも反応から代表的なサンプルを取得する信頼性の高い自動化されたインライン技術を提供することで、これらの困難を克服するために開発されました。研究者はEasySamplerを使用して、Pfizer社やその他の製薬企業での合成化学とプロセス開発作業を支援しています。

別のベンダーのリアクターを使用しています。このリアクターでEasySamplerを使用できますか?

はい。EasySamplerはスタンドアローン型装置で、チューブリアクター、丸底フラスコ、ジャッキ式ラボ用リアクター(JLR)、ラボ用自動反応解析システム (ALR)など、あらゆるリアクターで使用できます。次の点について考慮する必要があります。

  • EasySamplerプローブのすべてのモデルは直径9.5 mmです。
  • 適切なアダプタを使用して、EasySamplerプローブをリアクターポートにしっかりと取り付ける必要があります。

EasySamplerを使用して高圧で反応をサンプリングできますか?

はい。EasySamplerは、次のすべての反応条件が満たされている場合、加圧下で反応をサンプリングできます。

  1. 圧力範囲: 1.013~10 bar
  2. 設定温度範囲: 20~100 ℃
  3. リアクター容量: 最大2500 mL
  4. スリーブあたりのサンプル数: 1反応(最大24サンプル)
  5. 高圧アダプタ: 適切な高圧アダプタ(P/N14474404)を使用して、EasySamplerプローブをリアクター内に確実に配置する必要があります。

備考: EasySamplerプローブを高圧(1.013~10 bar)で使用すると、温度範囲が20~100 ℃に、リアクターの最大容量が2500 mLに、スリーブあたりの最大サンプル数が1に減少します(最大24サンプル)。

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