低容量の新しい 96 ウェル手動ピペッティングシステム

Pipetting Posture Poster

メトラー・トレドの Liquidator 96 手動ピペッティングシステムに 0.5 µL から 20 µL までの容量に対応した低容量モデルが登場しました。このシステムにより、多くの低容量用途で、手動によるハイスループットのピペッティングが可能になります。 チャンネル間の一貫性が高いため、信頼性が高く、再現可能なデータの提供が可能です。

Liquidator はシングルまたはマルチチャンネルピペットと同じ正確性と精度を 96 チャンネルというハイスループットフォーマットで実現します。 事実、20 µL の Liquidator はそのチャンネル間の比類ない一貫性から、信頼できる再現性の高い高品質なデータを提供します。 PCR や qPCR のような実験では、このレベルの正確性と一貫性は特にメリットがあります。

手動および半自動システムの両方のメリットを活用

「自動および半自動の 96 チャンネルシステムとは異なり、Liquidator は使いやすく、プログラミングや特別なトレーニングも不要なため、ラボの誰もが使用できます」と、メトラー・トレドのマーケティング部長を務める Murray Anderson は述べています。 「20 µL または 200 µL Liquidator はどちらも電気を使用しないので、携帯性が高く、ラボの必要な場所に設置することができます。」

ラボではハイスループットなピペッティングワークフローが求められるため、そのニーズを満たすためメトラー・トレドは Liquidator 製品ラインを開発しました。科学者たちは生産レベルのハイスループットなパフォーマンスを求める一方、研究および開発目的でより使いやすく実用的な製品が必要です。 ゲノム、プロテオーム、細胞ベースのアッセイでは、研究者は 96 および 384 ウェルのプレートにより、複数のサンプルをコンパクトに設置できるため、下流方向のアッセイが大幅に向上します。 しかしこうした多くのメリットがあっても、プレートの使用には課題が伴います。 1 つは、シングルまたはマルチチャンネルピペットを使って複数のプレートに充填するのは時間がかかり、ウェルを飛ばしたり、重複する可能性があります。 逆に、自動化されたピペッティングシステムは広い設置面積とかなり複雑なプログラミング知識を必要とします。

幅広いアクセサリで多様性を実現

Liquidator 96 は 96 ウェルプレートと 384 ウェルプレートの処理を合理化する、最適なソリューションです。 同時に 96 ウェルのピペット測定を行うことにより、ウェル間のばらつきが解消され、アッセイ中に急いで処理する必要がありません。 200 µL モデルの Liquidator 96 は 5.0 ~ 200 µL の容量範囲に対応しますが、それを補完する新しい 20 µL モデルは Liquidator 96 の製品ラインを拡充し、柔軟性を向上します。 どちらのモデルにもレイニンの BioClean Liquidator チップを含む高品質かつ精密設計された消耗品とアクセサリの使用が可能です。