分銅を使用せずにタンクを簡単に校正

分銅を使用せずにタンクを簡単に校正
分銅を使用せずにタンクを簡単に校正

校正済みのロードセルを使用したソリューションは、簡単に実施できるうえに妥当な計量結果を保証する経済的な手法です。校正メソッドCalFree™は、タンクの校正や、校正用分銅の使用が実際的でない場合、またはおおよその校正で十分な場合に最適なソリューションです。このメソッドは材料の密度や温度、振動などの環境条件の影響を受けません

検査用分銅を使用する校正は最も正確な校正メソッドですが、常に応用できるわけではなく、また必ず必要であるとは限りません。メトラー・トレドは最適な代替方法としてCalFree™を提供いたします。検査用分銅を使用できないタンク、船舶、サイロ、ホッパーの校正やおおよその校正だけで十分なアプリケーションに適したソリューションです。

CalFreeは工場で校正されたロードセルを使用します。個々のロードセルの実際の出力は製造時に測定し記録され、その値が各ロードセルの出荷時に添付されます。対応するスケールによる各ロードセルの出力を平均し、CalFree機能を搭載したメトラー・トレドの専用計量指示計に入力します。指示計はこの平均出力から理論的な校正値を計算します。この値には、スケールの実際の機械的特性が加味されていないため、検査用分銅を使用するメソッドに比べれば精度が低くなります。

おおよその校正で十分なユーザーには、システム全体の運用整合性を確認するうえで有効なメソッドと言えます。 また、このメソッドで校正することにより、ロードセルや指示計を素早く交換できます。