高速で公正に賃金を計算するスケール

水産食品業界では、労働者の賃金は生産性に基づいて計算されます。効率的で公正なシステムを実現するのは困難ですが、データ保存機能を搭載した手動重量チェック用スケールでプロセス時間を削減でき、労働者への賃金支払いを公正化することができます。

Fish trimming
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高速で公正に賃金を計算するスケール
ICS

タイを拠点とする水産物生産業者のC.P. Pokphand社では、手書きの生産高に基づく賃金システムを使用していました。 労働者はそれぞれ、魚の加工/計量実績について、手書きで記録していたのです。しかし1日につき2,000件以上の記録が作成されるため、ミスの発生傾向がありました。さらに湿潤環境であるため、紙の記録が紛失したり破損したりすることも起こりました。

高速なスケール、WLAN、ソフトウェア

そこでCP Vietnam社はデータに関する課題を排除すべく、メトラー・トレドへ相談しました。その結果 ICS6, 指示計に接続したPBA42x-BB30プラットフォーム、WLAN(※日本国内市場導入時期未定)による記録機能、DatabICS. ソフトウェアを導入しました。メトラー・トレドのベトナム拠点が開発し、カスタマイズしたソフトウェアと組み合わせて、CP Vietnam社は労働者の生産性を記録する専門的なメソッドを実現しました。

高速で公正に賃金を計算するスケール
ICS Database

精度と安全性の確y

重量はICS指示計のAlibiメモリに自動保存されるため、データ関連の信頼性が確立されます。管理者、監督者、オペレーターにそれぞれ権限が与えられているため、不正に手順、校正、結果などの変更ができません。

記録者のログイン/ログアウトにより、結果を追跡できます。結果はWiFi経由でWLAN(※日本国内市場導入時期未定)により送信されるため、取得データの転送や処理が簡単です。ソフトウェアの保護機能により、計量手順が正しく行われ、労働者個人の計量記録や顧客名などの生産データが確実に保存され、管理ソフトウェアへ迅速に送信されます。

労力を70%も削減

CP Vietnam社の評価では、新しいシステムを使用することで、労働者が計量関連データの取り扱いにかける時間を約70%削減できたとのことです。これにより生産性が向上して必要な労働力を削減できたため、純利益が確保され、C.P. Pokphand社の経営者が労働者へ支払う賃金は全体的に増加しました。