純水用導電率センサ

純水用導電率センサ（または導電率セル）は、純水システム内の溶液における電気の流れやすさを測定します。 溶液内のイオンが電気伝導を可能にする(電気を運ぶ)ため、 イオン濃度が高くなるほど、導電率も高くなります。 これらの員ら認純水用導電率センサは、低導電率の水で正確に測定できるよう特に設計されています。 マイクロエレクトロニクスおよび半導体製造では、超純水 (UPW) の純度は比抵抗（導電率と相反するもの）として測定します。 

メトラー・トレドの純水用導電率センサのフラッグシップモデルはUniCondです。 これはデジタル導電率センサの製品ファミリーで、特に純水監視向けに設計されているものです。 

UniCondファミリーには純水用導電率センサが使用する2種類の測定技術が採用されています:

• 2極式純水用導電率センサ
• 4極式純水用導電率センサ

メトラー・トレドの導電率センサの校正は、導電率の標準液を用いて行います（pH センサの校正が pH 標準液で実施されるのと同様）。 あるいは、高精度の抵抗器を内蔵した、既知の導電率値をシミュレーションできるインライン導電率センサもあります。 

製薬業界でのアプリケーションには、純水用導電率センサの校正実施時にコンプライアンス目的の特別な配慮が必要です。 UniCondキャリブレータおよび製薬用水ベリファイヤーは校正を確実に薬局方に準拠させる上で役立ちます。

純水用導電率センサは、導電率に適した適切なメトラー・トレドの水質計すべてに統合できます。  これらの水質計モニタにはM300およびM800水質計が含まれます。 どの変換器がアプリケーションに適しているかについては、最寄りのメトラー・トレド代理店までお問い合わせください。