滴定用センサ

メトラー・トレドでは、医薬品アプリケーションに適したさまざまな滴定センサをご用意しています。適切な滴定電極を選択することが重要です。以下にいくつかの例をご紹介します。

• DGi117-water：低イオン伝導度、低バッファー容量の水溶液中で、直接pH測定や温度測定を伴う酸/塩基滴定が可能な、接地ガラススリーブ接合と温度センサー内蔵のプラグ＆プレイ複合pH電極
• DGi116-溶媒：非水溶媒中の酸/塩基滴定用、洗浄が容易な可動式スリーブ接合部付きプラグ＆プレイ複合ガラス製pH電極
• DMi147-SC：一定pHでの酸化還元滴定用プラグ＆プレイ複合白金リング電極
• DMi148-SC：pH一定の沈殿滴定用プラグ＆プレイ複合銀リング電極
• DGi102-Mini：セラミックフリット付きセミマイクロガラスpH電極は、水溶液中での直接pH測定と酸/塩基滴定に使用されます。少量試料用の堅牢なミニ電極です。

詳しくは、 製薬業界アプリケーションのための適切な滴定電極のポスターをダウンロードしてください。

メトラー・トレドは、石油アプリケーション向けに汎用性と信頼性の高い滴定センサまたは電極を提供しています。以下にその一例をご紹介します。

• DGi116- 溶媒：プラグ＆プレイ複合ガラス製pH計、清掃が容易な可動スリーブジャンクション、非水性媒体での酸塩基滴定に対応
• DMi145-SC：プラグ＆プレイ結合銀リング電極(可動式、清掃が容易なスリーブジャンクション、汚れた試料や高粘度試料での沈殿滴定向け)
• DM405-SC：沈殿滴定用の複合Ag2S硫化銀ビレット電極
• DMi148-SC：一定pHでの沈殿滴定用のプラグ＆プレイ複合銀リング電極
• DG300-SC：非水性マトリックスの酸塩基滴定用のガラスハーフセルpH計、比較電極DX200との組み合わせ

ASTM、IP、DIN ISOなどの標準的な試験方法に関連するアプリケーション例については、詳しくはウェブサイトで、 データシートをダウンロードしてください。

カールフィッシャー水分測定では、試料中の水分を検出するために、分極された白金ダブルピン電極が使用されます。電極は2本の白金ピンで構成しており、電流（Ipol）で常に分極され、この電流を維持するのに必要な電位がモニターされます。一方のピンでは、ヨウ素分子がヨウ化物イオンに還元され、もう一方のピンではヨウ化物イオンが酸化されてヨウ素に戻ります。この過程で電荷キャリアの流れが増加し、必要な電位が低下します。試料中に水分が存在すると、ヨウ素分子はすべて消費され、電位が高くなり、したがって電位の変化を測定することで、試料中の水分量を正確に測定することができます。

最適なパフォーマンスとセンサ寿命を確保するには、定期的なメンテナンスが不可欠です。ここでは、滴定センサを適切にメンテナンスするための一般的なポイントをいくつかご紹介します。

1. センサの洗浄
2. 校正
3. 保管
4. 慎重かつ丁寧に取り扱う
5. 電極保護
6. 日常点検
7. 適切な電解液の補充
   

詳細については、滴定センサ向けGTPガイドをダウンロードしてください。