コンパクトで統合が容易なこの計量変換器には、OEMや制御システムインテグレータ向けに、接続性、キャビネットスペース、速度を重視した設計が採用されています。キーボタンと4つのLEDを搭載した統合型ディスプレイにより、ソフトウェアツールやリモートディスプレイがなくても迅速にステータスを確認できます。状態監視機能を備えたACTファミリーは、稼働ステータスとエラー状況の両方を報告する機能など、多くの機能を備えています。非常に正確なモジュールとはかりを統合することができ、品質維持とコスト削減のために正確な測定が重要となる自動計量アプリケーションに最適です。
ACT計量変換器は、認証済みのデバイスドライバを使用することで一般的なオートメーションシステムに簡単に統合できます。内蔵のEthernetスイッチでPLC/DCSとのデイジーチェーン接続やリング接続が可能であるため、プロジェクトとメンテナンスのコストを削減できます。お客様のニーズに最適な計量機器を、ACTファミリーの以下のモデルからお選びください。
– ACT100 / ACT100xx: ひずみゲージスケールを接続し、アナログ出力で高速測定を実現
– ACT350 / ACT350xx: 従来のひずみゲージ計量で卓越した速度の高精度測定を実現します。さまざまな充填/仕分けアプリケーションに最適
– ACT350 / ACT350xx POWERCELL®: 個々のロードセルの状態を監視する追加機能により、潜在的な問題や故障によって費用が発生する前に警告
– ACT350高精度: 最高レベルの正確性を必要とする機器の高精度計量モジュールやはかりに、シンプルかつ簡単にPLC接続が可能
ディスプレイとキーパッドを搭載し、設定、自己診断、ステータス確認（テキスト表示）、計量を容易に行うことができ、ローカル校正が可能です。4つのインジケータLEDがネットワークステータスと機器の状態を示します。ローカルのディスプレイやキーパッドで、簡単に設定ができ、また装置で直接診断することができます。変換器のステータスと計量値は、他の機器を介さずに容易に確認できます。さらに、コンパクトなDINレールへの設置によりキャビネット内の貴重なスペースを節約できます。
このACT変換器はWebサーバーと統合できるため、施設内のネットワークのどこからでもEthernet経由で遠隔制御や設定が可能です。ユーザーフレンドリーなインターフェースにより、数分で機械を立ち上げて稼働させることができ、簡単な設定、遠隔ステータスチェック、シンプルな保守など、さまざまなメリットを得ることができます。
この変換器の設置後、優れた更新レートによってあらゆる機器の効率向上と計量プロセスが最適化されるため、運用全体のスループットが向上します。
以下のリンクから各ACTモデルの文書と参考資料をご覧ください。
メトラー・トレドは、研究開発、品質管理、製造、物流、小売業に存在するさまざまなアプリケーションに対して精密機器とサービスを提供しているグローバル企業です。
ACT350は従来のひずみゲージ計量技術に使用できる最も多機能な計量変換器の1つです。工場で事前に設定されたDINレール取り付けスキームのPLC通信インターフェースにより、ACT350は基本的な産業用プロセス計量アプリケーションに最適です。
MultiMountやACT350計量変換器のTraxDSPフィルタなどのアナログ計量モジュールの使用をお勧めします。これにより、PLCの読み取り値が最大800/秒で更新され、優れた正確さを得られます。
メトラー・トレドのシングルポイントロードセルは3kgから利用でき、ACT350変換器を介してAllen Bradly/Rockwell PLCに簡単に接続できます。
メトラー・トレドは、Device NetやEthernet/IPなど、Allen Bradly/Rockwellとの接続に対応しているさまざまなレベルのはかりインジケータと変換器を揃えています。
高速計量の場合、次の2つが重要になります。まず、100 Hz以上の高い更新レートが必要です。メトラー・トレドの指示計と変換器の多くは、この速度で更新されます。次に、ノイズを除去するために高速フィルタリングが必要です。メトラー・トレドのTraxDSPフィルタは、こういった用途を目的として設計されています。