衛生設計は、機器を簡単に清掃できるようにすることを目的としています。これにより、機器自体や機器内部に堆積した物質が原因で発生する汚染のリスクを低減できます。個々の機器を選定する場合、特定の材料と表面のタイプを設計に取り入れたものを求めることが重要です。
ステンレス鋼は衛生的な機器において一般的に用いられる材質で、耐食性があり、製品汚染につながる粒子を放出しないため、AISI 304/316が広く使用されています。
良好な衛生設計には表面処理(粗さ)も非常に重要です。表面は滑らかに見えますが、実際にはかなり粗く、微生物や土が留まる深い溝を持つことがあります。衛生的な機器のすべての表面が滑らかであることの確認が重要です。これにより清掃が容易になり、洗浄後に表面に土が残る可能性を最小限に抑制することができます。