ケーススタディ

巨大なはかりが4台の貨車を同時に計量

ケーススタディ
巨大なはかりが4台の貨車を同時に計量
巨大なはかりが4台の貨車を同時に計量

大重量の鉄道輸送の安全性を確保するため、あるオーストラリアの採掘企業は標準的な鉄道用はかりを超えるものを必要としていました。この特別プロジェクトには、最大限の効率を得るために、4台の貨車を同時に計量できるはかりが必要でした。

 

オーストラリア南部の大規模採掘事業は、きわめて遠隔地で行われることがあります。そこで採掘された鉄鉱石は、鉄道で遠方の処理センターに輸送されます。とてつもない遠距離をカバーするため、これらの貨物満載の鉄道はオーストラリア奥地を高速で移動します。

重い鉄道が高速で走行するのは、危険な組み合わせになり得ます。安全性の問題の他、脱線した場合の多額の費用も懸念事項です。列車の安定性を確保するために、車両はできる限り貨物積載を均等にすることが不可欠です。

均等な負荷を達成するため、各車両は2段階の工程で積載されます。車両はまず、基本容積で充填されます。その後、列車は線路上を移動して、第2の積載場所に移動します。ここで、はかり上に載せられた車両はオペレーターによって各車両が必要な重量に調整されます。このはかりは、実際には独立したはかり4台で構成されているため、4台の車両が一度に調整でき、最大限のスループットが得られます。

同社は計量システムを提供する数多くのサプライヤーの提案を検討しましたが、最終的にメトラー・トレドに決定しました。この地域での数多くの静的および動的な鉄道計量プロジェクトで、メトラー・トレドが困難な課題に対して意欲的に取り組み、解決したことを知っていたのです。さらに、これらのスケールには、過酷な用途に対応する最高のPOWERCELL®PDX®デジタルロードセル採用されました。

危険を伴う大重量、高速、遠隔地という過酷な条件すべてが、1つの困難なプロジェクトにそろいました。お客様によれば、メトラー・トレドはこの仕事に完璧なプロフェッショナリズムおよび知識を提供しました。工業用計量におけるグローバルな専門知識を備えたメトラー・トレドの車両用計量システムは、複雑なプロジェクトで成功を収めています。