最新のはかりによって無駄のない個数計数プロセスが実現

移動式個数計数

SMC社では、生産施設における定期棚卸プロセスにおいて、社員が年間3500マイル(約5,632キロ)以上の距離を歩いていました。メトラー・トレドの移動式計量ソリューションにより、その距離を98%も削減することができました。

米国を歩いて東西に横断することを想像してください。米国インディアナ州ノーブルスビールのSMC社員12人は、まさにそんなことをしていました。定期棚卸プロセスにおいて、生産施設を年間合計3500マイル(約5,632キロ)以上歩いていたのです。この日本に本社を置く、空気圧機器と電気自動車機器関連のメーカーは、メトラー・トレドの移動式計量ステーションを導入することにより、効率が向上し、コスト削減を実現しました。

かつて、すべてのはかりは出荷・入荷ドックの1か所に設置され、社員は工場中から部品を収集してはかりの場所まで運んで計量し、その後でまた元の位置に戻していました。

「何キロも何キロも歩いていました。」とSMC製造エンジニアのJason Ricketts氏は語ります。「そこで、より効率のいい方法がないかメトラー・トレドに期待を寄せたのです。」新しいソリューションには、移動式のはかりステーションと無線通信搭載のノートパソコンが搭載されており、社員は計量したい物がある場所まではかりを運ぶことで、部品を運ばずに済むようになりました。「これによりかなり効率がアップしました。」と同氏は言います。

メトラー・トレドのソリューションによって実現したこのシンプルなプロセスの変更によって、人件費を大幅に節約できました。現在チームメンバーが循環棚卸プロセスのために歩く距離は3500マイルではなく、年間37マイルになりました。「平均的な人間が一時間に約2マイル歩くとすると、以前は1年で1778時間歩いていたのが、今ではたった18時間になりました!あれは付加価値のない無駄でした。」とRicketts氏は言います。

効率が向上しただけでなく、移動式計量ステーションにより、循環棚卸プロセスの精度も高くなったとリケッツ氏は評価しています。「パソコンによってそこに部品があると示されれば、私たちもその場所にあるのが分かります。」メトラー・トレドの技術によるこの新プロセスの唯一の短所は、社員が運動する方法を別に見つけなければならないということだけです。

新しいICS685個数計数用はかりにより、SMCのような製造会社がエラーなしで、高品質の製品を提供できるだけでなく、正確な在庫管理も可能となります。ICS685はオペレーターにとっても、基本的な作業が非常に簡単なのが特徴です。また、計量の傾向を分析することにより、生産マネージャーが製品の品質を犠牲にすることなく、マージンを圧縮することもできるのです。

メトラー・トレドの計数ソリューションの利点をご覧ください: