リチウムイオン電池の水分測定

持続可能なエネルギー源やエネルギーキャリアは、現在世界でますます重要になりつつあります。リチウムイオン電池（LiB）は、原油、ガス、石炭、オイルなどの伝統的なエネルギー源よりも持続可能性が高く、二酸化炭素排出量の削減を支え、ネットゼロ（温室効果ガスの正味排出量ゼロ）などのカーボンニュートラルの目標を達成するために貢献します。

LiBに期待される性能と持続可能性を発揮させるには、電池の水分含有量と灰分率を製造時に注意深く管理する必要があります。このアプリケーションノートでは、メトラー・トレドのハロゲン水分計を使用し水分含有量をすばやく正確に測定することにより、LiBの一貫した品質を維持する方法について説明します。 

アプリケーションノートの内容は次のとおりです。

• LiB製造プロセスのステップ
• リチウムイオン電池の水分含有量の管理が重要な理由
• すばやく正確な水分含有量測定の方法
• ハロゲン水分計によるスラリーと前駆体材料の水分測定メソッド
• ハロゲン水分計による水分測定法をオーブン法と比較する方法