導電率変換器

導電率変換器は連続監視と導電率測定およびセンサ診断データをタッチスクリーンインターフェイスを通してユーザーに報告することで分析測定ループにおいて重要な役割を担います。 導電率変換器はオンライン導電率または比抵抗センサのユーザーインターフェイスとして働き、すべてのメトラー・トレドの導電率・比抵抗変換器でアナログ信号または産業向け通信プロトコルのいずれかを使用して導電率測定を制御システムに統合できます。

適切な導電率または比抵抗変換器をお客様特有のニーズと機能に合わせて選択するためのさまざまな条件があります。 お客様のアプリケーションについて検討する際は、環境、測定対象のパラメータ数、シングルまたはマルチチャンネル要件があるか、制御システムおよびインテリジェント・センサ・マネジメント (ISM) が必要かどうかを考慮します。 メトラー・トレドはお客様のニーズを評価して、特有のアプリケーションに適切な導電率／比抵抗変換器を提案できるよう地域の営業担当にご相談されることをお勧めしています。

はい、一度に複数のパラメータを測定する導電率・比抵抗変換器はマルチパラメータ変換器と呼ばれます。 マルチパラメータ機能を備えたメトラー・トレドの導電率変換器は測定ポイントごとのコスト低減に役立ち、同時にさらなる柔軟性を実現、複雑さを軽減し、トレーニングと在庫を少なくします。

導電率の測定には、S/cm (シーメンス/センチメートル)を使用します。 実際には1 S/cmの導電率は極めて高い値で、ほとんどの場合、mS/cm (S/cmの千分の一)またはμS/cm (S/cmの百万分の一)の単位で測定されます。 反対に比抵抗性とは導電率の逆であり、オームメーターで測定されます。 比抵抗測定値は通常MΩ cmで表示されます。 導電率変換器では通常、測定結果の表示方法に柔軟性があります。

導電率変換器内でのプロセスまたは水の導電率測定に使用される導電率センサには3種の技術が使用されています:

• 2極式導電率センサ
• 4極式導電率センサ
• 誘導式導電率センサ
   

さらに、マルチパラメータ導電率変換器は他の分析パラメータのセンサも受け入れ、トレーニングの労力と変換器の在庫量の必要性を低減します。