静電気除去装置（イオナイザー）

多くの風袋容器（特にプラスチック製のもの）は、静電気を帯電しやすく、計量結果に悪影響を及ぼす可能性があります。 静電気により、粉体サンプルが飛び散ったり、風袋容器にくっついたりします。有毒あるいは有害なサンプルは、オペレーターを害する危険性も考えられます。

ユニバーサル静電気除去キットは、ほぼすべての天びんと計量物質に使用できます。計量サンプルまたは容器は、天びんに載せられる前にイオナイザーを通すことで自動的に静電気を除去します。それ以外の手順は必要ありません。

メトラー・トレドの静電気除去キットは、正イオンおよび負イオンを生成し、計量チャンバ内に乱気流を生じさせることなく数秒で静電気を帯びたサンプルまたは風袋容器から静電気を除去します。

分析天びんXPRシリーズのStaticDetectは静電気帯電による計量誤差を測定し、許容値を超えると警告を発します。 オプションのイオナイザーと組み合わせることにより、静電気に影響されることのない計量を保証する独自のソリューションを得られます。

イオナイザーを通すだけでサンプルから静電気を除去でき、粉体物質の飛散を防ぎます。サンプルのクロスコンタミネーションも防ぐことができます。 

一体化可能なポイントイオナイザーは、サンプルのサイズと形状、作業者の利き手に応じて6種類の取り付け方法に対応します。

このホワイトペーパーでは、静電気の発生原因とその放電速度を説明しています。また、分析天びんがどのように静電気を検出し計量の誤差を決定するかを説明し、静電気を除去する方法をアドバイスします。

メトラー・トレドのExcellence分析天びんが計量エラーを防ぎ、サンプルの取り扱いをより簡単に、安全にするために役立つ様子をご覧ください。