定期的にUV/VIS分光光度計の性能検証を行うと、機器が正しく動作し、正確で信頼性の高い結果であることを常に確認できます。性能検証テストは米国薬局方（USP）と欧州薬局方（Ph. Eur.）に準拠しており、特に測光の精度/直線性、波長精度、解像度、迷光のテストが含まれます。
ワークフロー全体が自動化されているため、手動のデータ転送は一切不要です。LabX™研究室用ソフトウェアと併せて使用することにより電子記録に関するFDAのガイドラインを満たし、21 CFR Part 11への規制遵守にも役立ちます。データはすべてALCOA+の原則に従って保存され、データインテグリティが確保されます。
自動化されたCertiRef™ / LinSet™モジュールはテスト結果の完全なトレーサビリティを提供します。どちらのモジュールにもNISTトレーサブルな認証済み標準物質とHellma Analytics社のLinSetモジュールに校正証明書が含まれています。CRMはUSPとPh. Eur.の最新のガイドラインに準拠しています。認定されたデータはすべて、両方のモジュールに安全に保存されます。テスト結果は自動的に評価され、包括的なレポートとして文書化されます。
Ph. Eur.の第10版とUSP 42では、UV/VIS分光光度計に特化したそれぞれの章に、測光の直線性と新しい標準物質の必要性に関する記載が追加されました。LinSet自動性能検証モジュールは、この新たな変更に対応しており、テスト手順が最新の規制に準拠するようになります。
さらに、LinSetモジュールにはLinSet PDCとLinSet Niacinの2つの設定が用意されています。これらの設定は、UV範囲で測光の直線性テストに使用するCRMが異なります（それぞれ重クロム酸カリウムとニコチン酸）。
LinSetモジュールはExcellence UV/VIS分光光度計UV7に使用することができます。
評価に必要なすべての公称データはCertiRef™ / LinSetモジュールに電子的に保存され、テストの結果と自動的に比較されます。ユーザーによる計算や証明書からの手動データ入力などのエラーのリスクが完全になくなりました。
テストの結果はカスタマイズ可能な包括的なレポートとして文書化し、これを電子的にエクスポート、印字、または保存することができます。それまでのテストの結果と比較するために、テスト履歴にはすべての関連データが含まれ、傾向分析が可能です。
プラグ&プレイ自動性能検証モジュールは、短時間で簡単に設置することができます。機器がモジュールを自動的に認識し、すべての証明書データを受け取り、性能検証メソッドを直ちに開始します。通常測定時にはモジュールを機器に取り付けたままにすることも、他の機器で使用する場合は簡単に取り外すこともできます。
