メトラー・トレドの熱分析装置のコアとなるモジュール方式により、ほぼすべての学術・産業用途に合わせたソリューションをご要望に沿った形で提供できます。設置後に要件が変更された場合は、必要に応じて機器をアップグレードできます。
メトラー・トレドのTGA/DSCシステムは、サンプルのピックアップから結果分析、レポート生成まで、完全に自動化されたワークフローをサポートします。工場耐久試験済みの強靭なサンプルロボットにより、最大34検体のサンプルを処理できます。
STAReは完成度がきわめて高い包括的な熱分析ソフトウェアであり、優れた柔軟性、無限の評価可能性、コンプライアンスをサポートする技術的な制御機能を提供します。
メトラー・トレドの世界をリードするセンサ技術にお任せください。DSC、TGA、TMA、DMAのいずれの装置でも、きわめて感度が高く、正確な測定結果を保証します。
STAReの機能は、このソフトウェアの直感的なリボンインターフェースから簡単にアクセスできます。OneClick™や複数の曲線処理などの標準機能に加えて、品質管理や参照ライブラリなどのオプションにより、日常のラボ作業が簡素化されます。
世界中の弊社アプリケーションスペシャリストが、最新のアプリケーションノウハウを提供します。最も正確な熱分析結果を得られるように、専門のアプリケーションスペシャリストがお手伝いします。
STAReソフトウェアは多機能で、さまざまな物性評価の可能性を提供します。自動結果評価により効率が劇的に向上し、独自の統合データベースにより最高レベルのデータセキュリティが保証されます。
簡単に交換が可能なオプションとアクセサリを幅広く揃え、お使いのアプリケーションに最適な構成を実現します。MS、FTIR、GC/MS、マイクロGC/(MS)、イントラクーラー、吸着アクセサリなど、幅広い技術に対応するさまざまなインターフェースがあります。
メトラー・トレドは熱分析用のサンプルパンを幅広く提供しています。アルミナやプラチナといったさまざまな材質や形状の高品質サンプルパンをご用意しており、ほぼあらゆる熱分析アプリケーションに対応できます。
メトラー・トレドの熱分析部門では、さまざまなアプリケーションに合わせて300以上のすぐに使用できる技術資料を用意しています。アプリケーションライブラリでは、ニーズに最適なアプリケーションをすばやく見つけることができます。
UserComは、熱分析のユーザー向けに年2回発行される熱分析アプリケーションマガジンです。実用的なヒントとさまざまな分野の興味深いアプリケーションが掲載されています。また、材料特性評価の分野における最新の技術開発に関する新コーナーが始まりました。
お客様と密接に連携し、対面やオンライン学習を通じて、お客様のスキルと自信を最大限に高めます。これには、カスタマイズされたトレーニング、実践的なワークショップ、オンライン学習リソースなどが含まれ、頻繁に新しい内容に更新されています。
示差走査熱量測定(DSC)は、最も頻繁に使用される熱分析技術です。DSCは、物理的/化学的特性の変化に起因するサンプルの反応熱量(エンタルピー)変化を温度または時間の関数として測定します。当社のDSC測定機器は、ガラス転移(Tg)、融解挙動、結晶化、硬化挙動、多形、反応速度、熱履歴、安定性、蒸発、比熱容量などの熱的事象の特性評価に適した熱分析装置です。
熱重量測定(TGA)は、加熱、冷却、または等温保持時におけるサンプルの重量変化を測定する手法です。主に、材料の組成に関する特性評価に用いられています。メトラー・トレドのTGA機器は、熱安定性、分解速度、定量的成分分析、吸着/脱着、キュリー点の測定、蒸発に非常に役立ちます。発生ガス分析(EGA)技術を使用すると、分解生成物、溶媒、溶媒和物の特定に役立ちます。
熱機械分析(TMA)は、材料の寸法変化を温度の関数として測定するために使用します。軟化、結晶化、固体-固体相転移など、熱膨張や熱的事象により材料の潜在的用途が決まり、その組成に関する重要な情報が提供されます。
動的粘弾性測定(DMA)は、周期的応力の下で、温度、時間、周波数の変化に応じて材料が示す機械的特性と粘弾性特性の測定に使用します。測定モードとサンプル形状に応じて、DMAはせん断弾性率(G)またはヤング率(E)を測定します。DMA装置は、材料の粘弾性挙動、ガラス転移、減衰挙動、相転移、緩和挙動、ゲル化、機械的弾性率、軟化を測定できます。
熱光学分析(TOA)は、あらゆる種類の熱転移を視覚的に調べるために広く使用されている強力なメソッドです。TOAは、DSC測定機器に接続された顕微鏡またはホットステージ顕微鏡のいずれかになります。
それぞれの熱分析装置で材料の特性に関する多くの情報が得られますが、1つの手法では結果や評価が明確ではない場合があります。そのため、複数の熱分析装置を使用することで、材料の特性の全体像を把握することができます。たとえば、TGA機器から得られる質量損失データをDSC測定機器から得られるヒートフロー情報と組み合わせると、単独で使用するシステムよりも明確に熱的事象を把握できます。メトラー・トレドの熱分析システムはすべて、高性能なSTAReソフトウェアに接続されているため、さまざまな手法の分析を簡単に組み合わせて比較できます。