トラックスケール/計量ブリッジの正確さガイド | メトラー・トレド
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知っておきたいこと: トラックスケールの正確さと校正

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知っておきたいこと: トラックスケールの正確さと校正

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はかりの正確さは当たり前のことではありません。標準の認定規格では計量誤差を防ぐ範囲は限られており、ごくわずかな不正確さでも、時間が経つにつれて大きな損失につながる可能性があります。トラックスケール(車両重量計)の正確さを左右するはかりの技術から計量環境に及ぶさまざまな要素、さらに正確な製品測定を行うためにできることをお確かめください。

このホワイトペーパーは次のトピックを取り上げています。

1.      正確さと校正に関する概要

2.      適切な校正周期の判断

3.      検査と点検

4.      校正の値と許容誤差の評価

5.      正確さの判定

6.      正確さを向上させる調整

7.      校正手順と文書化

8.      メンテナンスと信頼性

9.      ロードセル技術とはかりの正確さ

10.    まとめ

11.    認定サービスプロバイダー

 

はかりの正確さを勘に頼ってはいけません。正確さについてのホワイトペーパーをダウンロードして情報をご確認ください。  

時折お客様から、月末に数字の帳尻が合わないという話を聞くことがあります。計量の記録や在庫量を調べることで、はじめて製品の逸失や収益の損失を意味する食い違いがあることに気付くのです。これらは、記録からミスを探す厄介な作業や、稀にしか問題点を突き止められない計算につながります。

多くのトラックスケールユーザーは、はかりの正確さに疑問を持ちません。これは、ほとんどの地域で規制が定められており、商取引に使われるはかりに対して定期的な校正や認定規格が求められているからです。しかし、一般的なトラックスケールに用いられる正確さの許容値には、トランザクションごとに生じる小さな計量誤差を見逃す余地が残っています。1か月間のトランザクション数を掛け合わせると、多量の処理をこなす事業では、認証済みのはかりを使用しても、トラック数台分もの製品を過剰提供する原因になります。

なぜ許容誤差ではこれを防止できないのでしょうか?規制が長年変わっていないと、数十年前の技術の限られた計量性能が現在にも反映されているのです。実際、はかりメーカーの多くは今でも1980年代に開発されたロードセル技術を使用しており、その初期費用は安価であっても、現代のビジネスで要求される正確さが犠牲にもなり得ます。

一方、メトラー・トレドは他社に先駆けて高度な計量テクノロジーを開発し、トラックスケール向けの大ひょう量ロードセル POWERCELL®シリーズを世に送り出しました。フィールドサービスに関するデータの調査からは、高度なテクノロジーによってはかりの性能が実際に日々向上していることが分かります。このような性能向上は、はかりのユーザーにとって、計量の誤差を実質的に解消し、収益を改善し、月末の悩みを軽減することにつながります。

トラックスケールの正確さと、計量業務の向上のためにできることをお確かめください。トラックスケールの正確さに関するメトラー・トレドの新しいホワイトペーパーでは、はかりの技術、校正手順、計量の規制について詳しく考察しています。