酒石酸ニナトリウムを標準物質として使用する場合にKF滴定液の濃度値が不安定になるのを回避する方法はありますか?

 

KF滴定液の濃度測定値が安定しません。新しい滴定液でも正常範囲内に入らないのはなぜでしょうか?

次の原因が考えられます。

溶剤内で酒石酸ニナトリウムの溶解が不十分であることが原因と考えられます。 攪拌時間が短すぎるため、不十分な溶解が原因で溶液が濁っています。

推奨事項 :

正確な濃度測定を行うには、酒石酸ニナトリウム (DST) が完全に溶解していることが必要です。 40 mLのメタノール内でのDSTの最大溶解重量は0.12 gです。この最大値を超えないようにしてください。40 mgのサンプルの場合、同じ溶剤で最大3回の測定が実行できます。 完全な溶解を実現するには、攪拌時間を180秒にまで増やすことを推奨します。 製造者の異なるDSTは、物理的特性も異なる可能性があります。このため、完全な溶解を実現する攪拌時間も大幅に異なる可能性があります。 溶解度を向上させる為にDSTを粉砕します。 計量ボートを使用して、KF滴定セルに標準物質を添加してください。 計量ボートを使用して標準物質を添加するときは、ビーカーの側面またはセンサに標準物質が付着しないように注意してください。 質量差測定法を使用します。つまり、標準物質をKFセルに添加した後のサンプルボートを計量します。これにより、正確なサンプル量を測定できます。

純水を標準物質として使用すると、天秤またはマイクロシリンジの精度が不十分な為エラーが発生する可能性があります。

その代わりに、液体標準物質を使用してKF滴定液の濃度測定を実行することもできます。 液体標準物質を使用すると、固体標準物質で見られる溶解度の問題は発生しません。