総合設備効率の最適化 - メトラー・トレド
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総合設備効率の最適化

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設備効率
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計量機器の性能は総合設備効率(OOE)に影響を与えることがあります。 計量機器がOEEの要素にどのように影響を与え、最適化するのかについて、稼働率と品質に重点を置いて説明する新しいホワイトペーパーをご用意しました。

近年、総合的な性能を評価するための重要な指標として、製造業務でOEEが利用されることが多くなってきました。   OEE方程式の3要素(機器の稼働率 x 製造速度 x 製造品質)は計量機器の性能に影響されます。

機器の稼働率に悪影響を及ぼす要素:

  • 機器の故障
  • 材料の不足
  • 安全性関連の停止
  • 製造の切り替えによる遅延
  • オペレーターの問題、疲労、混乱
  • 停電などの外部要素


従来のひずみゲージロードセルの性能に影響する要素:

  • 極端な温度
  • 屋外で使用する機器への落雷や低品質の電源供給などによる極端な電圧の上昇や低下
  • 非直線性、ヒステレシス、クリープ、ゼロ変化など、ロードセルの性能の問題
  • 配線や和算箱の故障による通信の問題


これらの影響を低減するための措置がいくつかあります。

Diagnostic data of digital load cell visualized on weighing terminal予測保全
自動自己診断機能がないシステムの場合、システムが完全に故障するまで性能の低下や標準以下の稼働が発見されない可能性があります。  そのため、発見されたときにはすでに事態は壊滅的な状態になっており、ダウンタイムが発生したり、さらに悪いケースとして、不正確な計量結果を提供していたことにより、最終製品の品質問題が下流の品質チェックで初めて検出されるという事態を招く可能性があります。

高度な計量システムには、ロードセル信号の劣化や不安定な計量性能を検出できる故障予測機能が備わっています。 故障の原因を排除し、スマートな自己診断機能を提供することにより、OEE方程式の稼働率の要素を最大化することが可能です。