熱分析用サンプルパン(試料容器)

高品質サンプルパンで最良の熱分析結果を実現

熱分析用サンプルパンは、熱分析測定用の試料容器として使用することができます。メトラー・トレドは、ポリマーの融解、結晶化、ガラス転移など、あらゆる熱分析アプリケーションに対応する高品質のDSC/TGA用サンプルパンを幅広く提供しています。メトラー・トレドのサンプルパンにはさまざまな材質、大きさ、形状のものがあり、ほぼすべての種類のサンプルや、高圧アプリケーションを含むあらゆる測定に対応します。

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メトラー・トレドのオリジナルサンプルパンを使用するメリット

高分解能と高感度を同時に実現

高分解能と高感度を同時に実現

メトラー・トレドのサンプルパンは、DSC測定の分解能と感度を最大化するために最適な熱容量と熱伝導率を提供するように設計されています。

適切なサンプルパンの選定方法

適切なサンプルパンの選定方法

メトラー・トレドは、お客様のアプリケーションに最適なサンプルパンをできるだけ簡単に短時間で選定するために役立つ、貴重なヒントと実際のアプリケーション例を提供します。 続きを読む

幅広いアプリケーション範囲

幅広いアプリケーション範囲

さまざまな形状、大きさ、材質の常圧/高圧サンプルパンは、ほぼあらゆるアプリケーションやサンプルタイプに対応します。サンプルパンには、アルミニウム、アルミナ、銅、金、ガラス、PCA、スチールなど、さまざまな形状、サイズ、材質のものが用意されています。

高精度製造

高精度製造

メトラー・トレドの精密に設計されたサンプルパンは底部がフラットで、最適な熱伝達を実現します。さまざまな種類のシールを使用することにより、サンプルと周囲の雰囲気間のガス交換を制限できます。

測定前のサンプル反応を防止

測定前のサンプル反応を防止

すべてのサンプルパンは、サンプルロボットにより自動または手動で、TGA/DSCの測定セルへの装着や取り外しが簡単にできます。測定前に自動で蓋の取り外しと穴開けを行うことで、水分の吸収とサンプルの汚染を防ぎます。

サービスの紹介 – 測定要件や製品に合わせたサポート

国際熱測定連合(ICTAC)によると、熱分析とは、物質の温度を温度プログラムの制御下で変化させながら、物質の物理特性を時間の関数として測定する一連の手法です。

ダウンタイムの最小化
サポート ・ 修理
機器のパフォーマンス
メンテナンス・最適化
コンプライアンス
校正・品質管理
専門知識の提供
トレーニング・コンサルティング

FAQs

熱分析サンプルパンとは?

熱分析サンプルパンは、熱分析測定用の試料容器です。サンプルパンは、測定中のセンサを汚染から保護します。測定に使用するサンプルパンのタイプは、得られる結果の質に影響を与えます。幅広い材質とサイズの熱分析サンプルパンが存在し、どのような用途にも適切なサンプルパンをお選びいただけます。測定、サンプル、サンプルパンのタイプについて考慮することで、より信頼性の高い熱分析結果を得ることができます。

DSC、TGA、TGA/DSC測定にはサンプルパンが必要です。場合によっては、TMA測定時のサンプル調製にもサンプルパンが役立ちます。

 

熱分析サンプルパンを正しく選択するには?

熱分析サンプルパンを選択する際には、考慮すべき要素がいくつもあります。選択したサンプルパンを使用してDSC、TGA、TGA/DSCのどの測定でも最良の結果を得られるようにするには、あらゆる要素を考慮する必要があります。考慮すべき要素: サンプルパンの材料/容量/質量、実験対象のサンプル、サンプルロボット、実験条件(測定温度範囲、雰囲気、使用する熱分析手法)

 

熱分析用のサンプルパンにはどのような種類のものがありますか?

  • アルミナ(酸化アルミニウム) – TGA測定用として最も一般的なサンプルパンです。不活性で、最高1600℃までの温度に対応できます。アルミナ製サンプルパンはTGA/DSCにも使用されますが、ヒートフロー信号(SDTA)は抑制されます。DSC測定にこのタイプのサンプルパンを使用することはお勧めしません。これらのサンプルパンは簡単に清掃して再利用できます。
  • アルミニウム – これらはDSC測定に使用される標準のサンプルパンです。アルミニウムの熱伝導率は特に優れているため、熱的事象の観察が容易です。アルミニウム製サンプルパンにはさまざまなサイズがあり、密閉可能で、アルミニウムの融点に近い温度(660℃未満)で使用できます。
  • – 貴金属製サンプルパン。耐薬品性があります。サンプルのあらゆる反応を回避します。金は熱伝導率が高く、熱事象の観察が容易です。金製サンプルパンの難点は価格が高いことです。
  • – 用途は酸化安定性または酸化誘導時間(OIT)実験の測定にほぼ限定されます。銅は酸化を加速する触媒として作用します。
  • プラチナ – 主に640℃を超える温度のTGA/DSCまたはDSC測定に使用されます。プラチナ製サンプルパンで測定したSDTA曲線とDSC曲線は、通常、熱伝導率が低いアルミナ製サンプルパンを使用して得られたものよりも優れています。ただし、溶融した金属は簡単にプラチナとの合金になってしまうため、注意が必要です。
  • ステンレス鋼 – これらのサンプルパンは、高圧が必要な場合に使用します。サンプルパンの開口部はネジ式で、再利用できます。ステンレス鋼製サンプルパンは他の金属製サンプルパンよりも重く、温度勾配が緩やかです。また、必要に応じて金でコーティングし、サンプルとの不要な反応を防ぐことができます。
  • ガラス – サンプルの目視観察が必要な場合に使用します。一般的に、ホットステージ顕微鏡やその他の熱光学分析メソッドと組み合わせて使用されます。
  • PCA/サファイア – PCAは、サファイアに類似した特性を持つ多結晶アルミニウム酸化物です。その材料構造のおかげで、PCAは非常に堅固で耐薬品性があり、不活性です。PCAサンプルパンは、FeやNiなどの融解金属を含むあらゆる材料で推奨されます。